お仏壇、処分の方法はどうするの?

嫁の気持ち、姑の気持ち

お仏壇の処分に困っている人が多いという話を聞いた。

住宅の事情もあるから子供には引き継がせず、自分の代で始末しようと思っても、
はて、この大きく、立派なお仏壇を一体どう処分したらいいの?

と困ってしまうのだろう。

その気持ち、すごく、すごお~く分かります。

ちょうどウチにも処分する予定のお仏壇がある。
正しくはウチにあるのではなく、義父母宅で義母が使っていたお仏壇のことだ。
ウチにはお仏壇が既にあるので、義父母宅で使っていたお仏壇は1月に義母が亡くなったことでもう要らなくなった。

お寺さんとは私の夫が20年以上前に亡くなった時からの長いお付き合いで、住職はウチの事情はよ~くご存じ。

「これは、まだ綺麗なお仏壇だから、どなたかに貰ってもらえるといいに」

と言われたが、どう処分するにしても「魂抜き」をしなければならないとのこと。
「魂抜き」(しょうぬき)とは「御精抜き」「性根抜き」とも言うようで、お仏壇に限らずお墓、位牌などは使い始める時に僧侶によって「魂入れ」(しょういれ)の読経を唱えて貰うことで、故人の魂がそこに宿ると考えられている。だから、使い終わりも同様に読経を唱えてもらい、「魂抜き」をすることによって、お仏壇もただの「物」となる、という考え方に基づいて行われる。

処分予定のお仏壇は既に住職に「魂抜き」はしていただいた。

これで、このお仏壇は普通の家具などと同様に動かしたり、運んだりの取り扱いができるということ。
ただご本尊様のお像だけは、布に包むなどして運ぶ方が良いとのお話があった。

今の所、貰い手はなく、この先処分するなら仏具屋さんに依頼すれば良いとのことだったが、処分にもまたそれなりの費用がかかるようだ。

ところでお仏壇を処分したら、自分が死んだ後のお位牌はどこに置くの?
という疑問も出てくる。
大丈夫。
イマドキは、マンションのリビングに置いても違和感ナシの超コンパクトなタイプのお仏壇がいくらでもあり、買い替えできる。

そして、仏事一切の面倒を子供に引き継がせないようにと、永代供養を希望するケースも多いようだ。永代供養なら位牌は自宅ではなくお寺に祀られて、命日、お彼岸、お盆、お正月にはお経を唱えて貰えるのが一般的。
永代供養の費用はお寺によって随分違う様だが、年忌法要毎にお布施や会食の費用、引き物などの必要経費、一切合切を考えると結局は同じくらいかかるのかもね、と思ったりする。

私が知るケースでは永代供養の料金はズバリ!お一人様50万円也。

ふうん・・・(^^;

これって、高いの?それともお値打ちなの?(笑)

答えは個々人の懐事情と供養に対する価値観によって、といったところか。

仏壇の処分、もしかして・・・とひらめいた!
スマホのアプリを開いて検索してみると
やっぱりね!ある、ある!あると思ったわ!

「メルカリ」でお仏壇売られてました!てことは「ヤフオク!」にだって出品する人もあるのだろうと思う。
コンパクトサイズのものから、キンキンキラキラの大きな仏壇も出品されている。
ただ、どう考えても発送が大変そうだ。

正しいお仏壇の処分の方法はまず「魂抜き」からスタート!それ以降は家具と同様に扱ってOK♪
だから「メルカリ」に出品したって大丈夫ってことね(笑)

ウチのお仏壇なら出品する時のコメントは

・魂抜き済んでいます!
・新品同様、美品!
・御リン、木魚、経台セットです!
て、こんなとこかなぁ(笑)

でも、今の所、そんな気持ちはさらさらない。個人的には「メルカリ」にお仏壇を出品することにはやはり抵抗がある。

10年前に亡くなった義父と先に逝った息子たちを思って、毎日朝晩とこのお仏壇に手を合わせていた義母の気持ちを思うと、出来る限りの礼を尽くすことは大切だと思っている。

それともこれは、昭和の発想なのかしらん?

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