親の介護は運命のクジ引き⁉

親の介護

同世代のママ友や友人と久しぶりに会うと、まず話題の中心はもっぱら親の介護についてになる。

昔は子供の事ばかり飽きもせず、あぁでもない、こうでもないとお喋りしていたのに。
あの頃は子供のことだけでずっと喋っていられた。

今、ママ友も友人も皆大抵50代半ばになってきた。子供達は成長し社会人となって、仕事をしている様な年齢になった。もう特別心配することもないし、何かしてあげられることも少なくなってしまった。親元を離れて自立しているケースだって多い。

そして私たちの尽きないお喋りの話題は、子供から→親の介護へと移り変わったのだ(笑)

笑えない(^^;

子供のことが話題の中心だった時は、子供が優秀か、スポーツも含め何かに秀でているかなど子供の出来でそれなりに、差があることが現実だったと思う。

でも、介護となるとまた事情がちょっと違う。

もの凄く苦労して大変な介護を引き受けねばならない人と、全然介護の苦労がない人と、まぁ、そこそこの人と、介護の渦に巻き込まれていく度合い、いつ終わるとも分からない介護の期間も含めて、人によって本当に全く違うことが興味深い。

だから親の介護は、運命のクジ引きのようなものかと考える。
当たりかハズレかは神のみぞ知るといったところ。

夫がエリートとか、子供が優秀とか、親と同居か否かとか、長男の嫁かなど、元々の環境や事情はあまり関係なく、何故だか介護問題が容赦なく突然突きつけられる人と、両親とも早く亡くなるとか、認知症にもならずピンピンコロリだったとか、或いは兄弟姉妹が同居して面倒を見てくれるから、自分はノータッチなんです、とか自分がどのクジを引くかは、結婚する時点では全く想像ができないところも運命のクジ引き感に繋がると思えてくる。クジの当たりハズレと同じで意図してそうなるのではない。

「運命」とか「宿命」と言ってもその差が大きすぎて、納得できない人もたくさんおられるだろう。「なんで私ばっかりこんなに大変なのっ、貧乏クジ・・・(^^;」って。

介護の話を聞く時に共通して思う事はまず、「おばあちゃんが大事」コレだと思う。
おじいちゃんより、おばあちゃんが元気でいてもらうことは重要。
おばあちゃんがボケずに、元気で料理や家事をこなす。足腰が弱り始め、ボケ始めた夫であるおじいちゃんの面倒をみてくれるから嫁や子供たちはうんと助かる。
何はさておき、おばあちゃんに元気でいてもらえると有難い。介護問題は一旦先延ばしできる。

ウチも舅が先に亡くなった。もしも姑が先だったら・・・と考えるだけで恐ろしい・・・
舅は病気がみつかって入院してから、僅か2か月程で急逝したから介護は何もしていない。舅は私と義妹の嫁二人の手を煩わせることなく、さっさと逝ってしまった。
でも、もしも姑が先に亡くなっていたら、舅は家事一切したことがない、戦前生まれの人だったから、先ずは食事のことを何とかしなければならなかったと思う。
市内で別々に暮らすという微妙な距離感で毎日の事、一旦やりかけたらずうっと続けなければならないし、それはどれほどの負担だったろうと思う。何もせずしらんぷりする勇気は私にはないから「あぁ、ウチはおばあちゃんが元気で長生きしてくれて助かった」というのは本音。

あと、介護問題で重要なカギは協力し合える兄弟姉妹がいるかどうか、これもポイントで運命の分かれ道だと思う。
一人っ子同士で夫の両親も自分の両親も4人ともみなければならない、という話しを聞いた時には本当に胸が苦しくなった。しかもそういう人に限って真面目で凄く頑張って、親の家に毎日通い、何もかもを付きっ切りで面倒をみていると聞く。


親は認知症が相当ひどく無ければ介護サービスの利用には抵抗があるから、簡単には受け入れてくれない。結果一人で頑張るしかない。
それなのに自分だけで介護を抱え込むと、自分が無理な時でさえ、代わってくれる人、助けてくれる人、この現状を分かってくれる人が誰もいない。
親身になって自分と同じ立場、目線で親の介護に向き合ってくれる人がいない辛さは、想像をはるかに超えると思う。

そして、ポイントになるのは「親の意志、性格」コレですね(-_-;)

これに、介護する側の性格とか考え方も合わさり、するすると楽な方へといけるケースと苦しみが続くケースとに分かれると思う。

介護問題は奥が深い、深すぎて長くなってきたので一旦ここまで。
またの機会に。

私は今の所、ノー介護で済んでいて、羨ましいと言われる。
「あやかりたい」とも言われてしまった(笑)

舅、だけでなく、姑も91歳まで元気で一人暮らしを続け、ボケることも長患いすることもなく最期の日まで一人で買い物にも行って本当に立派だった。
有難くて涙が出る、苦労がない分「もっとしてあげれば良かった」という後悔で苦しいくらいだ。

因みに実家の父も早く亡くなったのであとは、母だけです。
さて、ここはちょっと心配。どうなることやら(^^;

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