この辺りは新暦の7月盆で行うため、お盆の行事が済んだ。
夫が早く亡くなったことで知ったのだが、この辺りはお盆に対する思い入れが強いように思う。それとも、お寺の宗派によるのかしら。
15日はお寺で盆施食(ぼんせじき)が行われ、供養のお経と名前の読み上げがあり、大勢の檀家さんたちが集まりお参りをする。
コロナ禍は、五色旗とお塔婆の受け渡しだけに限られていたが、今年は以前と同じように行われた。
お寺は何年か前に増築されて、冷暖房も完備され色々と設備が整って高齢者にも優しい。
そして荘厳な雰囲気の本堂で、線香の香り漂う中、木魚とおリンの音色と住職のお経を聞いていると、改まった気持ちになりつつも妙に心が安らぐから不思議。
その後、五色旗とお塔婆を持ってお墓参りに行く。
本来は故人が五色旗の角につかまって家に帰るといわれているので、13日にお墓にお迎えに行くのが正式らしい。
16日は暗くなってから、玄関先で「送り火」を焚いた。
迷わずに、またあの世に戻れるようにとするものらしいけれど、生前、姑はお盆には欠かさず「送り火」をしていたので、姑が大切に考えていたことは、してあげたいと思っていた。
炎を見ていたら、姑の笑顔が浮かんで、本当に、側にいたように思えた。
お盆の間ずっとじゃないとしても、帰る時はここから、私の家から帰っていったような気がした。
そう思えれば、それで良しとしよう。
因みに、お盆期間中に、私がお供えしたものは・・・(^^;
精進料理感なし、一汁三菜の品数完全無視(笑)
炊き込みご飯、ビーフシチュー、パスタ、あと、家族皆が好きだった店の串カツと焼き鳥をテイクアウトしてお供えしました(笑)
そこは元々は舅の行きつけの店だったけれど、地元では評判の、串カツ・焼き鳥、どて煮のお店。
私も息子もずっと変わらず大好きな店で、大好物♪
串カツや焼き鳥であろうと、その家に受け継がれていくものが何かちゃんとあるって尊いことだと思う。
舅も姑も夫も、久しぶりで懐かしい味をきっと喜んでくれたと思う。
因みにお寺のお供えの御膳は、お見本のように完璧だった。
ああやってするのよねぇ、かぼちゃの煮物も一切れ盛ればそれでいいのよねぇ、などと感心して見てきました(笑)写真撮りたいくらいに、美しかった(^^;
まぁ、また来年ね、ふふふー(笑)
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