NHK朝ドラ「舞いあがれ!」3月17日放送分感想♪

テレビドラマ感想文

放送中のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」もいよいよ大詰めにきて、今週は
高畑敦子演じる「ばんば」こと「舞」のおばあちゃんが脳梗塞で入院となってしまった。
症状は軽く済んで間もなく退院はしたものの、手足に痺れが残りこれ迄通り一人暮らしをすることは医師からも止められた。
「ばんば」はもう船の仕事もできないしこれ迄の様な畑仕事やジャム作りも難しそうだ。

それでも住み慣れた五島の島を離れたくないと言う。
ここには、気心の知れた地元の温かい人たちとの関わりがあって、自分の仕事やこれ迄の日常の暮らしがあるのだからここに留まりたいと思うのは当然だと思う。

娘の「めぐみ」と孫の「舞」は「ばんば」に大阪の家に来てもらって一緒に暮らしたいと考える。
これも娘としては当然だろう。老いて手足が不自由になった母親を一人遠く離れた五島でこれ迄通りに一人で住まわせることは心配だしもうできない。

介護される側は「子供たちに世話をかけたくない、迷惑をかけたくない」という気持ちが働くし当然住み慣れた家から離れることは辛い。
子供の家へ移り住んで環境が変わると大抵はこれまで自分の役割としてやってきた日課のようなことさえできなくなって手持無沙汰になってしまうことが多いと思う。
気安く何でも話せた近所の人たちとの関わりも全部なくなってしまう。
大阪に来た「ばんば」もやはり同じでここで手伝えるようなことも、やりたいことも何もない様でしょんぼりと気落ちしている様子だった。


でも「たかしくん」に勧められた本を熱心に読む姿やキッチンでりんごジャムを作る姿にはちょっと希望が感じられた。流石朝ドラ!
きっと何かが始まるんだと思えた。それを象徴するかのようにもう直らないと諦めていた「ばんば」の大切なラジオも修理できた!

おじいちゃんとの思い出の古いラジオが直った!

朝ドラの中での展開は違うと思うが実際の所、高齢者にとって子供の家へ移り住むことはかなりの負担になると思う。

けれど、それ以上に様々な事情で介護が必要な高齢の親を家に引き取って一緒に暮らすこと自体ハードルが高く一般的には難しいと思う。

それなら施設に入所といっても、重度の認知症でもなければ本人の気持ちも前向きにはならないだろうし、家族には罪悪感も出てきてしまうし無論費用の問題も付き纏う。

本当に介護の問題は当事者にとって難しい上に待ったなしの厳しい現実として突如突きつけられるものだと思う。

舞の夫「たかしくん」のお父さんが
「子育てはだんだん楽になっていくけれど、介護はだんだんしんどくなっていく」
と言うセリフがあったが本当にその通りだと思う。

ドラマの中ではそれでも「ばんば」の娘「めぐみ」が社長を辞めて「ばんば」の世話をしたいと大阪の家に引き取る事になった。
「ばんば」がどうしても嫌なら「一緒にまた五島に帰ってもいい」と言う言葉が決め手になり「ばんば」が折れて大阪の「めぐみ」の家で世話になる覚悟を決めた様だった。

介護の問題で親が頑固で子供のいう事をきかないというケースも多いと思うが
「老いては子に従え」という言葉通り素直に子供の言うことを聞いた方が大抵は上手くいくと思う。
そんなふうにさっさと上手くいくのは朝ドラだからで、なかなか上手くいかないのが現実なのかなぁ・・・(^^;

朝ドラの介護問題は一先ず丸く収まってこれから「ばんば」は大阪での新しい生活の中でまた自分らしく出来る事や役割を見つけていくんだろうと思えた。良かった!


それにしても来週の予告・・・(^^;久しぶりの登場の刈谷先輩とまた何かするのね、舞ちゃん!「たかしくん」の短歌もどうなるの?気になります!

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