この夏のドラマ「Tシャツが乾くまで」が面白い。
金曜の夜が待ち遠しくて22時からLIVEで観て、録画したものをもう一度観る熱のいれよう(笑)
脚本は2022年にヒットしたドラマ「silent」の生方美久さん。
「silent」も「海のはじまり」も同じように2回ずつ観てました(笑)大好き♪
日常生活のありふれた会話の中にも感情が巧みに描かれていて心を鷲づかみにされる。
さて「Tシャツが乾くまで」、のっけからドラマチックな展開にひきこまれていく。
2組の夫婦の幸せな生活がバス事故をきっかけに突然失われてしまった。
よくある不倫のドラマとは違う。
そもそも不倫だったのかどうかさえ分からない。
なぜ夫は帰ってこないのか、どこにいるのか。
ナゾと秘密につつまれたまま物語は進んでいく。
8/21日に7話まで放送されて
不倫関係ではなかったこと、夫、充(松山ケンイチ)には失踪壁があること、それは親に愛されず育ったことに起因するものであること、
などの秘密が明かされた。
このドラマのテーマの1つに親との関わりがある。
咲子(蒼井優)の親は過干渉で
充の親はネグレクト。
樹生(中島歩)の母親は子供の気持ちに寄り添うことがなく、
あずさ(夏帆)は親に捨てられ施設で育った。
4人とも平凡で幸せとは言い難い育ち方をしている。
親との関わりによって性格はカタチ造られるから、大人になってパートナーや家族に求めるものが違ってくる。これがドラマのベースにあって、スピッツの主題歌「見知らぬ糸」とあいまってどうしようもなく哀しさがただよう。
この先終盤にかけて気になるのは
バス事故で配偶者を突然失うという共通の体験をした咲子と樹生の関係。
ふたりには連帯感から奇妙な信頼と安心感が芽生えていて、お互いがご近所さん、とか友達の枠にはおさまらない特別な存在になっている。
この人には全てを打ち明けられて心を許せる、ラクに一緒にいられる
という人が異性であれば、それだけでパートナーを傷つけてしまう。
理解してもらえないだろうから言い出しづらい。
相手が異性であるというだけの理由で
既婚者は罪悪感を抱かなければならないのだとしたら
誰かを好きだと思う純粋な気持ちは胸の奥にしまってないものにしなければならないのか。
咲子、充、樹生、あずさ 4人ともがこれは不倫じゃないと何度も自分への言い訳をしたと思う。でも、パートナーにされるのはツラくて苦しくてゆるせないんだ。
第3金曜日があったから逃げずにすんでた
そう言われてしまった咲子と充が夫婦関係を修復することは難しいし、エンディングに主題歌が流れてくる度に切ない気持ちになってハッピーエンドは予想しづらい。
でも、どんな結末になるにしてもワタシは納得して受け入れると思う。
金曜日が待ち遠しいことが嬉しい夏の終わり。これは懐かしの華金ってヤツね(笑)
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