50代「心から愛し合っている夫婦っているの?」

更年期・老年期

さて、前回ブログの続きです。垣谷美雨さんの著書「もう別れてもいいですか」、50代夫婦のリアルな結婚生活を垣間見るようで、同世代として共感もできるし、せつなくもあり、心を鷲掴みにされました。

主人公の澄子(58歳パート主婦)に、30代独身の娘(結婚願望ナシ)からの容赦ない一言。
「母さんの知り合いで心から愛し合っている夫婦っているの?」

娘からこう聞かれたら誰でも言葉を失うと思う・・・(^^;
心から愛し合っている夫婦?う~ん、うーん・・・返事に困るわ(笑)
物語の中の澄子も同じ。
「そんな夫婦は・・・・一組も思い当たらない。そういうのは、テレビドラマや外国映画でしか見たことがない」
と。ハイ、同感(笑)
独身の娘には、結婚する意味もメリットも分からず、むしろ結婚が苦労や不幸の始まりに思えるのだろう・・・

澄子の夫は離婚されても同情の余地なしのモラハラ夫。
妻を見下し、女中のように使い、言葉や態度で傷つけて自由を奪っていく。おまけに自分勝手。しかもそれが日常、無意識に行われている。これはどうにも耐え難い、子供にも悪影響。

逆に、どんな夫なら50代になっても尚「心から愛し合っている」と言えるかしら?と考えてみる。
まず、優しい人がいい。妻にだけでなく誰にでも自然に優しい人がいいと思う。誰にでも優しいんだから妻にも当然優しいに決まっている。理想的だわ♪
そして、自分のことを理解してくれる人、理解しようとしてくれる人がいい。もちろん妻も夫のことを理解するよう努めマス♪
あとは、話していて楽しい人♪ちゃんと話を聞いてくれる人がいい。一緒にいて会話がないのはツライ。それなら一人の方がイイと思ってしまう。
それから、動くことを厭わない人がいい。ゴロンとして動きもせず文句だけ言うってのは最悪。料理もする人だったらもっと嬉しい!家事マメ夫は主婦の憧れ♪

ま、こんな人が現実にいるとしたら間違いなくもう誰かの夫です(笑)
そして、その人の妻はものすご~く素敵な女性に違いない。
夫婦や親子はちゃんと釣り合いがとれているものだからね(笑)

でも、20代の若い女性なら違う理想を抱くのじゃないかなぁと思う。
かつての私もそうでした・・・平成の初め頃は高身長、高学歴、高収入の三高が理想とされていた時代。
高学歴と高収入は基本的にはセットだから、尚且つ高身長でイケメンとルックスも重視だった。
自分のことは棚に上げて、理想だけが高過ぎました・・・(^^;
仕方がない、それが若気の至りってヤツ。
もし、当時の理想通りの人と結婚できたとしたら、そこに幸せな結婚生活はあったかしらん?50代の今も尚「心から愛し合っている」と言えたかしら?
答えはきっと、NO!

87%くらいの高確率でその夫は浮気する・・・と思うのは偏見でしょうか(笑)
浮気ですまないケースもありそうだわ。

まだ20代で何が本当に大切かも分からないうちに、「この人だ」と生涯のパートナーを選ぶこと自体がそもそもムリなんじゃないの?って思えてくる。

澄子は夫が望んでいるであろう労いのコトバをかけることさえできなくなっていく。
大晦日に「今年一年間、ご苦労様でした」という一言さえ「誰が言ってやるものか」と思うようになってしまう。
モラハラ夫に非があるのだとしても、これでは、夫婦の仲が加速度的に負のループに陥っていくのは明らか。

先にあげた私の理想の夫像、これは夫側からの理想の妻像でもあると思う。
結局、相手に望むこと、期待することはよく似ているのかも。
優しくて、理解してくれて、楽しく話ができて、厭わず家事をしてくれる。
ほら、そんな人となら家庭の中が明るくなって、朗らかに暮らせそう。

そこに、ルックスがどうだなんて必要ないと思えてくる。
20代に戻ってあの頃の私に教えてあげたい!
ん?でもウチの夫は高身長でもイケメンでもなかったなー(笑)
理想と現実は別物で、釣り合いはとれてたってコトね。ぷぷぷ。

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