らんまん第23週感想~それぞれの夢にむかって

テレビドラマ感想文

今週は、万太郎、寿恵子、竹雄と綾がそれぞれ抱く夢への思いが、しっかりと語られて見応えがあった。特に9月4日(月)の放送回が印象的。3回繰り返し観ました・・・(笑)

寿恵子は、学者としての万太郎のことが分かってきたと綾に話した。
「植物学者としての根っこは、深くて、遠い。澄み切った場所にある。でもそこから戻ってくると私たちのことを愛しくてたまらないという顔をしている。万太郎さんが仕事を成し遂げたら、それは後の世まで色あせない」と。
万太郎のことをよく理解して結婚したつもりでいたけれど、植物学者としての万太郎は寿恵子の想像の域を遥に超えていた。
万太郎しか、そこには立ち入れない。
深くて、遠い、他の人は誰も手の届かないところにあるから。
妻であろうとその場所には、一緒にいけない。けれどそれは寂しいことではない、
と寿恵子はもう悟っていた。

そして、万太郎が竹雄に語った言葉には、とても重みがあった。。
台湾視察に行った万太郎は、この先日本が大きな戦争をするともう分かっているかのようだった。時代は明治30年ごろの話なら、太平洋戦争が起こるまでにはまだ40年以上もあるのに。
人間の欲望と競わんと。人と人との争いが自然よりも大きな力になっとった」と。
日本の草花が戦火に焼き尽くされる日が来るかもしれないと、万太郎は恐れていた。
万太郎の夢は日本中のフローラを解き明かして図鑑に永久に刻むこと。

そして竹雄は、綾の夢である新しい酒造りを叶えるために、土佐を引き払い家族で東京に出て来ていた。
「まだ、綾さんの夢、かなえちゃあせん。このままでは、死んでも死に切れん」と。
大樹であった峰屋を失っても、新しい酒造りに挑む気持ちは消えていなかった。
竹雄はやっぱり素敵だわー。
子供の頃から万太郎を守ってかっこよかった。凛々しさ変わらず!
藤丸が新しい酒造りの研究をやりたいと手を挙げた。これできっと上手くいくって思える!

綾と竹雄が始めた屋台の商売は、寿恵子にも大きな刺激となった。
寿恵子の夢は万太郎の夢を叶えること。
綾が酒造りを諦めていないのと同じように、万太郎の図鑑が完成することは寿恵子の夢だ。
その為に、「思いっきりやってみたいです!自分の力を試してみたい」と商いを始める決意をかためていった。

渋谷の街を観察して回り魅力を感じた寿恵子は、ついに待合茶屋を開いた。
ピンク色の着物がすえちゃんには、よく似あって可愛らしかった。
誰からも愛されるという「ヤマモモ」の木に守られて、これはもう、間違いなく商売はうまくいく、と思えてしまう。
すえちゃんは肝が太い。愛嬌と度胸があって、働き者。上手くいかない理由がない。

予告では、かつての自由民権運動のリーダーだったあの人が再登場!わー。
警察に逮捕されてからも、万太郎を庇ってくれて、あの後どうしていたんだろう。
警察に問い詰められる拷問のシーンは観ていてつらかったなぁ・・・

さて、残りは3週。ラストがはっきりと見えてきた。
万太郎、寿恵子、竹雄と綾、皆それぞれの夢が叶うといい

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