え?夫の納豆を混ぜるのは、嫁のシゴトなの?

嫁の気持ち、姑の気持ち

早くに亡くなった夫は家事に協力的とはいえない人だった。そもそも家事能力がない。家事スキル、ZERO~♪それは母親である姑が何でもかんでも、やってあげていたせいだと思う。

姑は家事全般、とても丁寧にする人だった。
とりわけ、こと、料理に関しては労を厭わず、いつも家族のために美味しいものを作っていた。

食後のデザートに苺を出す、ただ、これだけのことに30分くらい時間がかかる。
一つ一つの作業がものすごく丁寧だから(笑)
洗って、切って、盛り付ける。そして、家族の好みに合わせて、それぞれハチミツか練乳をかける。
要するに、何から何まで至れり尽くせり。

嫁の私は、結婚するまでは、苺はヘタを持って、あんぐりと食べるものだと思っていました(笑)
結婚する頃だったか、夫に好きなフルーツは何?と聞いたことがある。
「特にないかなぁ。でも、みかんはあんまり好きじゃない」と言った。
「みかん?みかん嫌いな人って珍しいね。どうして嫌いなの?」
「みかんってさー、剥かなきゃいけないじゃん、だから面倒だよね」
「え?・・・・」(-_-;)

みかんは、手で剥くだけだから一番カンタン。いくつでも食べられる♪
ってのがフツーだと思うよ・・・

その一件で、夫にとってフルーツとは、食べやすい大きさにカットされ、皿に盛り付けられ、スプーンなりフォークなりを添えて出されるもの、だと知ってショックを受けた。みかんだけ例外で自分で剥く・・・(^^;

本題はここから。結婚して間もなく、夫には、休日のブランチとして長年定着しているメニューがあると知った。
ご飯と味噌汁。焼いた油揚げ、目玉焼き、納豆の以上五品。
味噌汁の具は、サトイモ、玉ねぎ、エノキだけ、小松菜、葱、油揚げ、豆腐がマスト。
以前ブログに書いたけれど、豆腐は一人あたり何切れずつにするか決めてから、切るというのは姑の教え(笑)もちろん、その通りの数をお椀によそうのは家訓なみに大切なことだった。
あはははは。当時も嫁の私は笑いごとにしていたのに、姑はいつも本気だった。有り得ん・・・(^^;

さて、問題は味噌汁ではない。
結婚して、初めての休日。聞いていた通りのメニューを用意して、最後に冷蔵庫から納豆のパックをポイッとテーブルに出した。
夫はなぜだかムッとして
「何コレ?」と言う。
「え?納豆食べるんじゃないの?」
「納豆って混ぜるでしょ」と言うから
パックのまま混ぜるのはNGなのかと、しぶしぶ、器を差し出した。
パックの中でまぜまぜして、ごはんにだーっとかければ食器一つ汚れずに済む。横着じゃなくてエコなのさ。

だが、差し出された器を前にして「これって、俺がやるの?」と夫は言った。
「えええええええ~っ!」
夫の食べる納豆をまぜまぜするのは、妻の仕事なのっ!?

私は驚いた。でも、姑は当たり前のように、やっていたんだろうなと察しがついた。

ここで、甘やかしては、ずっと私のシゴトになると思って、やんわりと自分でやるように促した・・・
小学生の子供でも自分でやると思うよ・・・とホントは思っていたのはナイショ(笑)

家事のできない息子にしてしまうのは母親の責任。みかんを剥くのも、納豆を混ぜるのも家事ですらない(笑)自分のこともできない夫を矯正していく妻は本当に骨がおれる。

ん?・・・あれっ?そういえばウチの息子くんも、あまりみかん食べないけれど、それは遺伝なのかしらん?ふっふっふ

え?私もやらかしてるの?シングルマザーは、やり過ぎるのよねー(笑)あかん

にほんブログ村 家族ブログ 舅・姑・小姑へ
にほんブログ村

いつも応援クリック、ありがとうございます!嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました