一人で暮らしていた姑が亡くなって、はや一年。
今は空き家になっている夫の実家。
電気とガスは早めに止めたけれど、水道だけは基本料金を支払い続けていつでも使える状態にしていた。
私の暮らす町の上下水道基本料金1カ月、2,420円ナリ。
つまり、1年で29,040円!(^^;
先日義妹から、蛇口から茶色い水が出てきた!と聞いた。
「やっぱり、時々しか使わないとそうなっていくよね~」と、ここにきて、ようやく水道を止めることに決めて市役所に出向いた。
「中止手続きの手数料は、3,300円です」と。
今後集中的に片づけをする時に、また使うかもしれない、と言ったら
「開ける時も同様に、3,300円かかります」とのこと。
はぁ・・・この決断が正解だったかは分からず(^^;
昨年、タレントの松本明子さんが親の家を売却するまでの体験談が新聞に掲載されていた。
27歳の時から両親を東京に呼び寄せていたために、誰も住んでいない香川県の実家を維持し続けて25年、その間かかった経費は1800万円!と。
松本明子さん、「実家じまい終わらせました!」という本も出版されたようで、ぜひ読んでみたいです!
費用には25年間の水道、電気、固定資産税、火災保険、庭の手入れの人件費、香川までの往復の交通費、不用品の廃棄、そしてリフォームの費用も含まれているそう。
この費用の内訳をみていても、「うん、そうだよねー、わかる!」と納得、共感。
火災保険はウチの場合は、保険会社に問い合わせると、居住している住宅のみが対象ということで、空き家になった時点で保険契約はできないと説明があって即、解約をした。
色々とそのうちに、と思っているうちにズルズルと時は過ぎていく。
ウチにとって最大のネックは、夫も夫の弟も早く亡くなって、きっぱり決断できる人がいないコトだと思う。
私と義妹の嫁二人で色々と考えて、この空き家をナントかせねばと思う時
どうにも罪悪感がついて回る(^^;
嫁の私にも親の家を大切に思う気持ちはある。思い出だってたくさんある。
でも、二軒の家を維持していくには、どうしても経費がかかる。
とは言え
家を解体して全てナシにしてしまうことにも、なかなか踏ん切りがつかない。
そもそも更地にしたところで、人気エリアとは言えない場所のこの土地が売れるの?という疑問が湧く。
売れなければ、200万超の解体費用分はずーっと丸々赤字のままで、税金はあがるというダブルパンチをくらう。
それが恐ろしくて、ダラダラと維持し続ける人は多いんだろうと思う。
売って処分しようと決めても、売れなければ持ち続けるしかないという現実。
松本明子さんは、リフォームをした後に希望の価格で売却ができたようで、めでたしめでたし。羨ましい・・・(^^; あやかりたいです。
先週姑の一周忌と夫の二十三回忌の法要を一緒に行った。
二十三回忌っているの?と最初は思ったけれど、
二人の戒名が書かれたお塔婆が一緒に並んでいる様子を見ると、姑はきっと満足してくれているだろう、これで良かったと思えた。
さて、今回の住職のお説法。
法要は初七日から三十三回忌の弔上げまで、元々は全部で13回行っていたものが、明治時代になってから、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌の年忌法要が増えました。
娯楽の少ない明治時代に、ご法事は親族が一同に集まって食事をする楽しい機会だったからのようです・・・と。
えーっ?法事って娯楽だったのぉ(笑)そんな事情で増えていたとは知りませんでした・・・(^^;
もう、イマドキは楽しい娯楽がたくさんあるんだから、年忌法要そんなにいらないって。
次の夫の二十七回忌はもうパスしよう、と心に誓う嫁でしたー(笑)
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