先日面白いテレビ番組を見た。
セレブマダム4人がそれぞれの愛犬を連れ、ランチ誕生日会をする企画。
そのマダム達のセレブぶりは突き抜けていた。
誕生日会の会場は、恵比寿の超高級フレンチレストラン「ロブション」
マダムたちは皆、100~200万円もするエルメスのバーキンを手にその中に愛犬を入れて登場。二匹入れているマダムもおられる。
犬たちは大人しくバーキンの中からちょこんと顔を出して、その姿はめちゃくちゃに可愛い。どの犬もバーキンが似合うセレブわんこ達だった。
だが、セレブマダムの気持ちは庶民には到底理解できない。
もしもエルメスに粗相されたらどないすんねん・・・
庶民の発想はまずこれに尽きる。
万一そうなった場合のバーキンは
①捨ててしまうの?
②それともクリーニングに出せるの?
③案外売っちゃったりして・・・
やはり、①を選択されるのだろうと思う。答えをぜひ知りたい。
バーキン、捨てちゃうのおっ?
さてそんな庶民の心配をよそに、わんこ達は番組内では粗相をすることもなく番組は穏やかに進行して行った。
ちょっと残念 (笑)
「ロブション」ではテラス席でのお食事会だったが、犬たちはバーキンに入ったままだ。
そしてマダム達は席につくと、バーキンを置くため、椅子の上にやおらエルメスのバスタオルを広げ始めた。
4人とも皆エルメスのバスタオルだったところも興味深い。が、私にはバスタオルの役割は何なのか良く分からなかった。
①バーキンを直接椅子に置く事には抵抗があるから?
②犬が暴れると、バーキンごと墜落する危険があるから落下防止、つまりバーキンを安定させるため?
③犬がバーキンから出た場合に犬が直接椅子に乗らないための配慮?
これもぜひ答えを知りたい。
ランチは勿論お高いコース料理だったが、犬たちにも専用メニューが用意されていて
牛肉のタルタル、金箔添え
とか
サーモンとブロッコリー、金箔添え
のようなメニューが1980円。これは高級食材を使って美しく盛り付けされている割には案外お値打ちだなぁと思った。
犬の誕生日を祝うランチ会。サプライズは東京フィルハーモニー交響楽団のソリスト4名による生演奏だった。プロによる生演奏はテレビでも素晴らしかった。主役のマダムは感激して涙しておられた。
その方は文句なしの物凄い美人で、ディオールの素敵な紺色のワンピースをお召しだった。
何の躊躇もなくそのディオールのワンピで犬を抱っこされて。
洋服は着たら毎回すぐにクリーニングに出されるのかなぁ・・・
どこまでも庶民的な発想は止まらない。
本当に何から何まで極上で目の保養になった。犬は飼い主に似てくるというのは本当にその通りだと思う。犬の方でも「HERMESがいい!」と思うようになるのかもしれない(笑)
湯水のようにじゃぶじゃぶお金が使えて、贅沢三昧できる生活が「日常」。それが当たり前なわんこ達。桂由美先生のオートクチュールのドレスもお似合いで本物のプリンセスのようだったわ。
ちょっと羨ましい、ちょっとだけ、ね。
*冒頭のバックの画像はイメージです。