サクラサクの思い出

子育て

バレンタインデーも終わって、2月下旬にはいよいよ国公立大学の二次試験があるし、私立大学の合格発表も間近にせまってきて、受験シーズンもクライマックス。

1か月程前にブログで息子のセンター試験の思い出を書いて、また続きを書くつもりが姑の急逝があって以降書けていなかった。

さて、2017年、息子の大学受験の思い出 続きです。
雪の中大変な思いをして受験に臨んだ息子のセンター試験の結果は・・・思わしくなかった(^^;

土日の受験が終わって、翌、月曜日にはすぐに学校で自己採点を行い、最終的にどの大学を受験するか各自が判断をする。その日仕事中の私のスマホにLINEが入った。
時間的に息子からの自己採点の結果報告だろうと思うと恐ろしくて、すぐにLINEを開くのも躊躇われた。私もそれなりに緊張していたし、心構えが必要だった。ドキドキドキドキ。文系だったのでセンター試験の自己採点はそのまま合否に直結する。

時間ができた時にこっそり見ると、ご丁寧に科目別で知らせてくれている。
・・・・(^^;

国語が悪い。悪いと言うかヤバイ。ヤバイというか絶望の極み、だった

模試を何度も繰り返す中で、だいたい教科ごとの点数は安定してきていた。
大抵誰でもそうだと思う。
誰だって得意科目と苦手科目はあるし、得意な教科でしっかりとカバーしてボーダーラインを超えていければ大丈夫と考えていた。
息子の得意は世界史と国語。この2教科でしっかりと点を採って、苦手の数学を補うという腹積もりだったと思う。

でも!模試と本番は違ったらしい。
得意なはずの国語の点数が全然足りない。予想外に漢文を落としてしまった。今更どうしようもない。文系だった為センター試験の比率が高く、これでは二次試験での挽回は厳しいという状況だった。

けれど、息子は国公立の志望校を変えなかった。
センター試験が終わった時点で合格の確率は30%もなかったと思う。
志望校を変えなかったというよりは、ランクを下げて受験できるような準備はしておらず国公立はその第一志望のみ!に絞って、ひたすらそこに合格できるよう勉強をしていたから、どうしようもなかった。

だから自己採点後は、希望の私立大学にはちゃんと合格できるようにと勉強方法も気持ちも切り替えて、とにかくまずは希望の私立大学に合格して、おおらかな気持ちで国公立の二次試験にチャレンジするということになった。

そして2月初旬に受験した私立大学には無事合格し、安堵の中、万が一志望校に受かればラッキーという気持ちで臨んだ国公立の二次試験は、やっぱりというか当然不合格だった。
世の中そんなに甘くはない。奇跡の大逆転は夢と消えた。
奇跡は実力の内だと知った(笑)

もしかしたら・・・

そう願う気持ちは最後まで捨てきれなかった。

でも、やっぱり駄目だった。センター試験の自己採点が済んだ時点で、これは難しいなと息子も私も半ば諦めていた。

でも、負け惜しみでもないが息子にとってはその私立大学で大学生活を過ごせた事はむしろ良かった。
そう思える体験がいくつもあって、充実した楽しい学生生活を過ごしていた。

合格して通う大学(高校・中学)こそが自分にぴったりの場所。

今となっては心からそう思える。

私立大学の合格通知を受け取った時何故だかふと、満開の夜桜が浮かんだ。

イメージしてきたものとは違った、でもちゃんと桜は咲いたんだ

合格をイメージさせる満開の桜の景色は、普通は明るく輝く青空の下で咲く満開の桜が一般的だと思うが、その時浮かんだのは満開の夜桜の景色だった。

つまり、思い描いてきたイメージとは違うって事。
でも、満開の桜が咲いたことには違いはない。昼間の桜か夜に咲いている桜かというだけ。

夜桜をイメージしたことは一度もなかったから「あれ?」とは思うけれど
それだって桜が咲いていることには変わりはない。
想像していたのとは違うものになったというだけ。
だって合格したんだから。

私立大学の合格通知にホッとしつつも、センター試験以降は気落ちしていた息子にふとそんなふうに思い浮かんだ満開の夜桜の話をしたっけ。

懐かしい思い出。

サクラサク

それは、息子自身が咲かせた桜だった。

受験生の皆さんにサクラが咲きますように♪

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