今週は怒涛の展開で衝撃的な1週間となった。辛いこと、悲しい出来事は全部今週に詰め込んであるみたいに思えた。
「綾」は「峰屋」の暖簾を降ろすことに決めた。
「万太郎」と「寿恵子」の長女「園子」は2歳の誕生日を迎えることなく、発熱からわずか3日で空に帰って行った。
「園子」の死はあまりにも突然で、みているこちらも心が追い付いていかない。
「りん」さんの「7歳までは神の子」という慰めの言葉があったけれど、明治の時代は幼少期に子供が亡くなることは、特別珍しいことでもなかったのだろうか。
「万太郎」と「寿恵子」がヒメスミレの絵を燃やし、煙が空に立ち昇っていくシーンの二人の後ろ姿は、とてもせつなかった。
「峰屋」では「綾」と「竹雄」が仲睦まじく新しい酒の試飲をする、幸せ一杯のシーンの後で急展開がおこった。
出来上がった酒が腐って全てがダメになってしまった。
売れる酒がない、税金だけが重くのしかかる中でやむを得ず廃業を決めた「綾」。
店の従業員たちは、それぞれこれからの生活があるだろうに「綾」に労いの言葉と感謝の気持ちを伝えていた。
分家の人たちからも、家屋敷を売って支払いをしてもいくらかは手元に残る、どこに行っても二人でやり直せる、と理解を示して貰えたことはせめて救いだったけれど。
来週は「竹雄」と「綾」は二人で東京に行くんだ!
「峰屋」のお嬢様として育ち、「峰屋」の蔵元となって店を守ってきたのに、突然全てを失ってしまった「綾」。でも予告の中で「綾」の「どこでだって生きていけるのね」というセリフは逞しく印象的だった。
「竹雄」と「綾」なら二人とも働き者でしっかり者だから、もし、新しく商売を始めるとしてもきっと上手くいくに違いないと思える。
そして!やっぱり「寿恵子」は「田邊教授」に直談判するの!?勇ましい!うふふ。
「聡子」の姿もちらりと見えて、どんな展開になるのか期待!
八方塞がりの「万太郎」が自分を認めてくれる博士のいるロシアに渡ろうと決意した時、「寿恵子」はどーんと受け止めて本当に頼もしかった。
明治の時代に、外国に渡り、言葉も通じない、何の情報もない中で生活していくということはどれ程の覚悟と勇気がいるだろう。
それなのに、「あなたのことを認めてくださる人がいる!それが何より嬉しい!」と自分のことのように喜んでいた。
「寿恵子」は愛と勇気に溢れていて、とても頼もしく強い。「綾」もそうだ。
「らんまん」に登場する女性たちは皆、強く、美しく、逞しく、いきいきと描かれていて、このドラマの大きな魅力の一つだと思う。
でも、今週は重かった・・・観ていて辛かった・・・はー。
この辛さにアノ時のシーンを思い出してしまった。・・・2017年の朝ドラ「ひよっこ」。「みねこ」が「島谷」さんにバーで別れを告げたシーン。私的には、あの時に匹敵するくらいの重さだわ・・・(^^;
「みねこと島谷さん」の身分違いの恋の結末、悲しかったなぁ。いまだに忘れられない・・・
それにしても「万太郎」、「峰屋」からの千円で石版印刷機を買うんじゃなくて、勉強して東京大学に入ってちゃんと学生になれば良かったのに!とこれまで何度も私は思った。植物学以外の勉強も必要で確かに遠回りにはなるし、図鑑を刊行するまでには時間もかかるだろうけれど、大学を卒業すれば仕事に就いて、研究を続けていける。「田邊教授」に泥棒呼ばわりされることもなく、余計な苦労もなく、堂々と学者として歩んでいけたのに。ま、それは凡人の発想だし、それじゃあ「すえちゃん」の好きな大冒険にもならなかったか・・・
来週は明るく、胸のすくようなシーンも観れると嬉しい。すえちゃん、よろしくぅ(^_-)-☆
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