老後のお金の話

日々の事など

2022年9月現在、円安に歯止めがかからない。今年の始め頃、1ドルは115円台付近での推移だった。それが今では144円!
リーマンショックの後、円高が進行して一時70円台だったこともあった。それを考えると1ドルの価値はほぼ2倍になったということ。この円安とエネルギー資源の供給の問題も相まって、様々な物の値段が吊り上がって家計に打撃を与えている。
老後のお金について多くの人が不安を抱くのは当然のこと。
老後2000万円問題が話題となって久しい。仕事を退職してからの長い老後を生き抜く方法は、富裕層を除けば3つのパターンに大別できると私は思う。

①年金収入だけで生活できるよう家計の支出をスリム化する。
<年金収入=生活費>

 年金は生きている限りは受給できるので、その範囲内で生活出来るよう節約・工夫をする。年金だけで全て賄えるなら何歳まで生きようと何の心配もない。

②年金収入だけでは不足するので働いて収入を補う。
<年金収入+給与所得=生活費>

 健康なら働く、社会と接点を持ち続けることで、気持ちにもハリがでる。今や遊んでのんびり暮らすばかりが老後じゃない。

③年金収入の不足分は預貯金の取り崩しで補う。
<年金収入+預金の取り崩し=生活費>

③に該当する方も多いと思う。でも、取り崩し期間を何十年で考えたらよいのか分からない。平均寿命迄で良いのか、もっと長生きするのか、そしてこのインフレが今後どうなっていくのか、生活費自体もっとかかるようになるのではないか、など考え出すと毎月いくら迄なら取り崩して良いのか答えは出せない。
結果取り崩しの開始を遅らせようと②のパターンへ移行し、元気なうちは働き続けることを選択する。
あるいは、取り崩しを始めたとしても、なるべく少なく抑えて資産を長く持たせようと工夫する。生活費の補てんのための資産なのに運用にまわすことも考える。

結果せっかく現役時代に必死に働いて築いてきた資産があっても、いつまでたっても楽しく使って安心して心地よく暮らすという老後はやってこない。

老後の為にと倹約して貯蓄に励み、いざ老後を迎えても
資産の目減りはやっぱり不安で結局節約して我慢し続けてしまう

あるいは、もう大丈夫そうだと思えたとしても、それならできるだけたくさん子供に残してやろうと、結局貯めたお金を大して使うことなく死んでいく。

これではしんどい。馬鹿馬鹿しいとも思う。

素敵だわぁ♪

結局老後の生活で理想的なのは、死ぬ迄ずっと、満足できるレベルの生活が維持できる安定した収入があることだと思う。それでようやく安心して収入分は使える。

年金だけでは足りないなら、やっぱり働く事が一番現実的かな。
そうなると健康第一!
大きなストレスなくずっと続けられる仕事に恵まれる事も大切だし、欲しいものもたくさんあって、使い道も色々あるしっかり稼いで気持ちよく使うという老後が私の理想です。

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