今週の「らんまん」、「万太郎」と「寿恵子」は会えず終いで気持ちもすれ違ったままだった。
それにしても「寿恵子」の気持ちが案外「万太郎」にあることに驚く。
「万太郎」がどうして店に来ないのか理由が分からず思い悩む「寿恵子」は、東京大学まで会いに行くが、仲間たちと楽しそうにはしゃぐ「万太郎」の姿を見かけると声をかけることもできずにそのまま立ち去ってしまった。
家に帰り母の「まつ」に「槙野さん待つのやめる、私と会わなくても平気だった」と告げた。
事情が分からない「寿恵子」はもう自分は「万太郎」に嫌われ忘れられてしまったと思い込んでいる様子だ。
自分が描いた絵の通りにそのまま印刷して雑誌を創りたい、と印刷の技術を学ぶため印刷所で見習いとして働き始めた「万太郎」。
その熱意はやがて印刷所の皆にも伝わり、とうとう試し刷りもさせてもらった。
「万太郎」の植物学への飽くなき情熱は留まることがない。
その突き詰め方は凡人にはちょっと理解できないほどだ。
「万太郎」と「寿恵子」が幸せになれるようにと思う気持ちもあるが、何か一つのことを成し遂げようとする人と結婚すると「寿恵子」はこれからきっとずうっと苦労するのだろうなぁ、とそればかり心配してしまう(笑)
実業家「高頭」から正式に妾として迎えたいとプロポーズされた「寿恵子」
ダンスのレッスンから馬車で自宅へ送ってもらう途中、道端のノアザミに話しかける「万太郎」を見かける。
すぐそこにいるのに、声をかけることすらできず切ない。
美しく気品に満ちた洋装の「寿恵子」と「万太郎」の住む世界はもう、うんと遠くに離れてしまったように感じられて悲しい。
今週の名シーンはやっぱり「竹雄」(笑)
印刷所に住み込みで働こうと思うという「万太郎」に
翌朝「一晩考えたが佐川に帰ろうと思う」と嘘をついて「万太郎」をこらしめた。
観ているこちらもあっさりと騙されたが(笑)
お互いが相棒として特別な存在の「万太郎」と「竹雄」の二人の様子はとても微笑ましい。
「竹雄」がいるから「万太郎」は大丈夫、と思えてくる。
「万太郎」の身体を気遣いオムレツを朝食に用意する「竹雄」
二人は主従の関係はとうに超えて、お互いへの愛と信頼に溢れているようだった。
「張り詰めていたら、早く走ることはできん。にこにこするから、皆が笑顔になる。ちゃんと寝て、食べて、ぴかぴか笑う、それが全速力」
と「竹雄」は「万太郎」に伝えた。
これから何があろうと「万太郎」の一番の理解者が「竹雄」であることに変わりはない。
「万太郎」への忠誠心があるからこそ「峰屋」のために「万太郎」のやりたいことを止めてばかりで自分が「万太郎」の邪魔をしてしまうという苦しい思いからは解放され、今はもう全力で「万太郎」を応援できることが「竹雄」自身の喜びなのだ。きっと。
これからも「万太郎」のピンチを救うのはいつも「竹雄」の存在だろうと思う。
予告には毎度どきどきさせられる(^^;
「寿恵子」と「万太郎」が二人見つめ合い楽しく踊るシーンは夢か妄想?「万太郎」がダンスを踊れるとは思えない。それにしても田邊教授の「一冊残らず燃やさせる」ってセリフが恐ろしいわぁ(^^;
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