嫁の気持ち、姑の気持ち~嫁が鬼なら姑は悪魔!?

嫁の気持ち、姑の気持ち

嫁、姑の問題は結局
「どちらも鬼、悪魔ではない」ことで生じるのだと思う。

姑とはつまり、夫の母親。
生涯の伴侶はこの人、と心に決めて結婚するほど好きで、ご縁があった人の母親だ。
そんな夫の母親なのだから、鬼や悪魔であるハズはない。

自分を苦しめ生活を脅かすばかりの悪の存在では決してない。

同様に嫁とは、息子の妻。
自分が育てた愛しい息子が生涯の伴侶にと選んだ人で、尚且つ息子のことを好きになってくれた人。
そんな嫁が鬼や悪魔な訳はない。

自分のことを敵視し、攻撃をしてくるようなことはあり得ない。

それどころか、大抵は嫁も姑も「本当にいい人」なのだ。
だからこそ嫁、姑問題は互いへの遠慮と気遣いで、双方の悩みは尽きることなく苦しみをもたらす。

本当に相手が「鬼、悪魔」なら話は早い。
さっさと諦めて一切の関わりを立つことで、自分の身を守ることに潔くシフトすれば良い。

だけどそれはやっぱり稀で、基本的には「フツーにいい人」な場合が多い。
ただ相手を「ちょっと変わっているなぁ、もっと、こうだったらいいのになぁ」と感じることが多いのでは?それが義理の仲というものよね。
そしてこの微妙なズレが悩みを生みだし続ける(笑)
世代が違うのだから価値観が異なるのは当然のことのハズなのに「同じであること」を無意識に求めてしまうし、相手の考え方を受け入れ、尊重することはいつも難しい。

そして嫁に対して、つい過剰な期待をしてしまうのが姑にありがちな傾向だと思う。
嫁はやがて自分がどうすれば姑や夫が喜び、丸くおさまるかが分かる様になってくるが、それを続けるためにはかなりの忍耐が必要だ。
でも、自分の本音は誰にも言えずのみこみ、のみこみ、我慢の日々は続いてしまう。誰かを傷つけないよう我慢することが諸悪の根源なのに。

ウチは義父母とも長男夫婦のためにできることは何でもやってやりたい、やってやることが親として当たり前という気持ちが物凄く強かった。
だから以前ブログに書いたような週末ごとの「アポなし訪問」はずうっと続いた。

当時は毎週毎週のアポなし訪問は気が休まらず、本当に苦痛だった。
時間が決まっていないだけで、絶対に来るんだからもはや「アポなし」とも言えないレベル(笑)
毎回必ず同じようなものを義母が持ってくることにも私は辟易していた。
卵とエノキとりんごは必ずセットで手渡された。時々そこに季節の果物や味噌、お菓子、手製のジュースなどが加わる。
必要な物を貰えるんだから有難い、とはいえ会う頻度が高過ぎ・・・(-_-;)
嫁の気持ちとしては、とにかくほおっておいてほしかったの。
私は何でも自分でやるタイプ。自分で考えて自分で行動したいと思うタイプ。
だからどうしてもズレる。
やってあげたい人と、ほおっておいてほしい人の組み合わせでは上手くいかない。

本当は我慢して言わないのでなく、もっと気楽に自分の思うことを何でも話せば良かったのだろう。
私は良くも悪くも「しっかりもの」
ただでさえそうなのに、いつもちゃんとしなきゃ、きちんとして良いお嫁さん、と思ってもらわないと、とその窮屈で生真面目な気持ちこそが間違っていたと今では分かる。

もっとフツーのいつもの私をさらけ出せば良かったんだ。それが自分が楽で相手の楽にも繋がる。

そう、義母は少しも意地悪でも悪い人でもない。とても温かい人間味溢れる人だ。
長男夫婦が愛おしくほおっておけなかっただけだ。いつも私の事も大切に考えてくれていた。
その愛が、時にお節介で想像を超えるほど大きくて、重くて受け止めきれなかった。

もっと早く気付けたら良かった。年月が経って義父母の寿命が近づく頃になってようやく分かる。誰も全然悪くない。誰の心にもちゃんと愛があった。

義理の仲が最初から上手くいくなんてそんな夢の様なことってあるの?始めは上手くいかなくて当たり前、そう思っていればちょうど良いと思う(^^)/

後悔は・・ちょっとはあるかな(笑)じゃあ、来世に持ち越し?それは勘弁して(笑)

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毎度長文をお読みいただきありがとうございます。内容工夫していきます(^^)/

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