誰でも好きでシングルマザーになるわけじゃない。
でも事情がどうであれ、なってしまったら全力でやるしかない。
ただ性格的に向き不向きというのはあると思う。
私はシングルマザーに向いている性格だと思う。(笑)
元々素質があった。(笑)
今にして思えば夫がいる当時から、相談なしに自分の判断で決めてしまうことは度々あった。
それで一度夫の機嫌を損ねたことがある。(ホントは何度もある)
息子が生まれて半年くらいたった頃。
郵便局の学資保険の勧誘を受けた。
その頃ご近所のママ友から学資保険に加入したという話を聞いて、ウチも入った方がいいよね、と思っていた。
学資保険は子供が生まれたら大抵の人が当たり前に加入するもの、という認識でいた。
その為、訪問の勧誘があった際にその場で即決・契約した。
満期時の保険金も月々の保険料についても自分の判断で決めて、その日の内に申し込みをした。
息子のためを思ってのことだから、これでokと思った。
その晩夫に保険に入ったことを伝えると「その保険本当に必要だと思う?」と聞かれた。
「え?どうして?普通、皆入るものじゃないの?」
・・・以下かみ合わない会話が続いた・・・
夫は銀行員で金融商品のことは詳しい、というより、プロ。家計の管理も全て夫が主導。だから学資保険のことは当然夫に相談するべきことだった。
学資保険に対する私の薄っぺらな知識なんてなんの意味もなく、そもそも誤解も甚だしかった。
どう考えても私が悪かったのだが、引っ込みがつかず、ちょっと言い合いになり最後は、保険料は毎月の生活費の中からやりくりして支払うということで決着した。
何かしらを節約して私は毎月保険料を捻出した(笑)
そう、こんなふうに夫に相談せず自分一人で決めてしまう。
自分の考えは正しいからと自信を持って。
元々そうだったの。
だけれどシングルマザーになって、その決断力と行動力は役に立った。
判断を誤った時、一人で突っ走ってしまう時、止めてくれる人がいないから
後で結構痛い思いをすることもあったけれど。
さて、おさらいします♪
(詳しくは過去ブログ カテゴリー「シングルマザーの心得」をぜひ)
私が考えるシングルマザーの心得とは、
1、 全部一人で受け止める、全部一人で引き受ける、全部一人で乗り越える
子供に何があっても「全部一人で」そう思っておけば間違いない。
頼れるのはいつも自分だけ
2、 決めるのはいつも自分
何でも自分の考え一つで決める。大事なこともしっかり覚悟して決める。
その代わり気遣い・相談は不要
3、 出来ないって逃げたら負け
お父さんがいないから、を理由に子供に我慢を強いない。
逃げると結局後で後悔する。だから根性で何でもやる。
本当に無理なことはお金を払ってプロに依頼する。
それはプライドを守るための必要経費。
この3つをシングルマザーの心得と考えている。
息子が3歳の時に夫との死別によりシングルマザーとなった私。昨年の春、息子は就職をした。
私は19年間のシングルマザーの役目を終え無事卒業した。
だから、現役バリバリで頑張っておられる皆さんとは違い私は既にOGです。
子供が幼い頃はシングルマザーを卒業する日なんて、果てしなく遠い先の事に感じて終わりがくるなんて想像すらしなかった。
ただ毎日の事に一生懸命だった。
事情や環境はそれぞれだけれど「母一人で子供を育てる」、そうさらりと言葉にできても、大変な事はいくらでもあった。
夫に相談したいなぁと思うことは今でもある。
ちょっと聞いてよ、と言いたいこともたくさんある。
弱音をはきたい時もある。
この20年間、私はそういう時どんなふうに過ごしてきたっけ?
あぁ、やっぱり、どんな時でも「全部一人で」乗り越えてきたわ。
骨の髄まで「シングルマザー」だわ、私。うふふ。
シングルマザーに卒業ってないのかしらん?(笑)
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