ここ何回か先月亡くなった愛犬ラッキー(17歳)のことを投稿してきました。
これからも思い出話は書くつもりですが、お別れのエピソードは今日で一旦区切りをつけようと思っています。
でも、当分の間「パピヨン」のカテゴリーで、皆さまの可愛いパピヨンに癒されたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今日はラッキーとのお別れの日のことを。
ラッキー(17歳)とのお別れは、亡くなった翌日、ちょうど息子も仕事が休みだったので二人で送り出せるその日に決めた。
車で30分程の場所にある動物観音が御本尊のお寺で葬儀と火葬をお願いした。
葬儀って必要?お経っているの?と思ったけれど、息子は市の施設での合同の火葬にはどうにも抵抗があるようで、そうなると、そのお寺が良さそうだったから。
ラッキーが17歳になった頃から、お別れはもうそんなに先のことじゃないと覚悟をしていたけれど、具体的にお別れの仕方まではイメージしていなかったから、いざとなると戸惑うことばかり・・・(^^;
初めにお寺の中を案内してもらい、丁寧な説明を受けた。
お位牌を作れば、いつでも自由に観音様の前にお位牌を置いてお参りすることができるのだそうで、御本堂の二階には亡くなった犬、猫のお位牌が年月毎にズラリと並んでいた。
小さなスペース(お墓)を購入すれば、そこに写真を飾ってお供えもできます、とのこと。
飼い主さんのニーズに合わせて色々な供養の仕方があるようで、亡くなって尚、大切にされているペットたちの可愛らしい写真につい、見入ってしまう。
「6年間毎日欠かさずお参りにみえる方もありますよ」と聞いて正直びっくり!
毎日このお寺まで来て、ペットの安らかな眠りを祈り続けること6年間!
そうすることが、飼い主さんにとって心が安らぐことなんだろうなぁ・・・
でも、ウチで写真とお花を飾って話しかけたり、お供えをするのが自然かなと思った。
これまでの普段の生活に近くて、それが私にとっては一番しっくりくるカタチ。
因みに、諸々の料金は詳細に決まっていて、葬儀や法要だけでなく、永代供養のプランもあると知って、驚くことばかり・・・(^^;
永代供養とはいっても、七回忌まで、十三回忌まで、と区切りが設けられているようで、5万円とか7万円とか記してあったと思うけれど、悲しみとペット供養の内情を初めて目の当たりにした衝撃とでハッキリとは覚えていない・・・(^^;
ここは初めて来た知らないお寺だから、ラッキーはこれからもここにはいないだろうという気がして、お位牌を作ってお寺に置く必要はないよねと、そこは息子と意見が一致。
だから、お経をあげて貰って、個別に火葬、その後遺骨を拾って亡骸を連れて帰る、それ以上のことは何も申し込まなかった。
火葬を待つ間に、近くのイオンに立ち寄った。Tully’sで休憩をして、ドーナツと唐揚げを買った。
お別れのこの日、朝は晴れ間もあったけれど急なにわか雨が降るような、低く垂れこめた雲が主役の冬の空。
天気だけじゃない。この先もこの日のことは何一つ忘れないだろうと思うような特別な日なのに、日常の生活感の溢れる場所で息子とドーナツを選んでいることがどうにも不思議に思えた。
「ラッキーにドーナツたくさんあげよう。唐揚げも喜ぶよね」と、あれをあげよう、これもあげようと言いながら家に帰ったけれど、ラッキーの待っていない家の暗くて静かなこと。
数日後、お寺から四十九日法要の案内のハガキが届いた。
ウチで、好きだったオヤツやパンやお菓子をたくさんお供えできるし、今までと同じように話しかけられるから、私にはこれで十分と思える。
でも、
法要も行って出来ることは何でもしてあげたい。
安らかに眠れるように祈りたい。
あの子が眠る場所に手を合わせに行きたい。
という思いもよく理解できる。
飼い主さんが決めたそれぞれの供養の仕方を、ワンコたちはきっと「ありがとう」と喜んでいてくれると思う。
何をしても、何もしないのだとしても、ワンコたちは「それでいいよ」と受け入れてくれると思う。
それは家族として長く一緒に暮らした証。
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