「らんまん」第19週感想♪

テレビドラマ感想文

今週は、長女「園子」の突然の死に、悲しみに暮れる「寿恵子」と「万太郎」の様子からスタートした。

長屋の倉木さんが「寿恵子」にと卵をくれた。
「今は時薬(ときぐすり)しかないだろうが」というコトバが胸に沁みる。
そう言えるのは、何か同じくらいの辛く悲しい体験をした人だからだろう。だから押しつけがましさは微塵もなくて、自然な思いやりの気持ちだけが感じられた。
卵のおじやと「かるやき」ができて、「寿恵子」にもようやく笑顔が戻った。

「寿恵子」が第二子「千歳」を無事出産すると間もなく、「竹雄」と「綾」が「峰屋」の暖簾を降ろしたことを伝えるために長屋を訪ねてきた。
前から気になっていたのだけれど、当時、高知県から東京まではどのくらいの日にちがかかったのだろう・・・
「万太郎」と「竹雄」が初めて万国博覧会のために東京へ向かう時、小さな船に乗っていくシーンには驚いた(^^;
あの船でどこまで行けるんだろう・・・って(^^;
部分的に船や汽車を使い、残りはひたすら徒歩だったのだろうけれど、気楽に行き来できるような距離ではないことは確か。
「万太郎」は手紙や荷物のやり取りも頻繁にしているが、それだって随分日にちがかかるのだろうと思う。
明治時代って本当に何もかもが不便で、不自由で、それが当たり前の時代。

「竹雄」は「一人で植物学を続けるのは金がかかる。気持ちだけではどうにもならん」と反対をしたが、「万太郎」の「一人でもこの道をいく」という決意は固い。
そして「万太郎」の才能を認め、全力で応援し支えていこうという「寿恵子」の決心も相当強いことが改めて分かった。

今週の「すえちゃん」は本当に最強で、頼もしく、キラキラと眩しかった。
「長屋を出たら私たちのことは忘れてください。あなたには草花が待っています」
と植物採集の旅に出かける「万太郎」に図鑑の売り上げをポンと差し出した。
ホント、毎度のことながら潔くて男前。
そして家に残る自分と娘は、マッチの内職でやりくりしていくと腹を括っているのだから
立派!内助の功!妻の鏡!

「田邊教授」の妻「聡子」が窮地に立たされていることを心配した「寿恵子」は、田邊邸に向かい「聡子」と子供たちを励ました。
それなのに、「田邊教授」からは「聡子」に取り入って「万太郎」のことをとりなしてくれるように頼みに来たのかと嫌味を言われたが「そんな必要はありませんから!」とぴしゃりと言ってのけた。
すえちゃん、かっこよすぎるぅ♪

「万太郎」は植物採集の旅の途中で、お遍路宿の少年「山元虎鉄」に導かれ、新種と思われる植物に出会った。

やがて、東京大学に土佐植物目録と標本500点を寄贈した「万太郎」は一人でその新種の植物の研究に取り掛かった。だが、どうにも本が足りず、研究の為に外国から本を取り寄せねばならず、とうとう借金をすることになった。
あぁ、インターネットがあったらねぇ・・・(笑)
このフレーズ、「らんまん」を観ていて、これ迄も何度も思ったわ(笑)

その後「虎鉄」から植物のことを教えて欲しいと大きな荷物が届いて、中にはたくさんの草花が入っていた。
「一人じゃない、きっと誰かと歩ける」と思いを新たにした「万太郎」

東京大学の出入りを禁じられ、標本も手放し、ロシアの博士の元に渡ることも叶わなくなった「万太郎」にとって、研究の助けをしてくれる「波多野」と「藤丸」の存在は頼もしい。
そしてこれからも、また新たな出会いに恵まれて、誰かと一緒に歩んでいけると新たな希望を見出していた。

「らんまん」も残り1か月半。お話はどのあたりまで進むのだろうってコトが気になる・・・
昭和の初めで「万太郎」は60歳を過ぎることになるから、太平洋戦争まではやらないといいなぁ、と思っている。
全てをめちゃくちゃにしていく理不尽な戦争の時代はできることなら、見たくない。
間もなく終戦記念の日。今年は台風が直撃しそうで心配。無事に通り過ぎますように。世界が平和でありますように。

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読んでくださり、ありがとうございます(^^)/

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