１７歳５カ月を過ぎたウチのパピヨン、変わらず食欲はある。衰えない。
食べることは生きる喜びで、何歳になろうと楽しみなのだと思う。
それはヒトもイヌも一緒なんだ、きっと。
フードはカリカリタイプのものを食べている。
歯は大丈夫なのかなぁ、と心配するけれど今もフードをかみ砕く良い音がする。立派！
でも最近はお腹の調子がイマイチな時もある。
そういう時はカリカリフードではなく近所の獣医さんで購入する缶詰に切り替える。
消化が素晴らしく良い、胃腸に優しいid缶。これはペースト状のタイプ。
獣医さんでしか買えないとずっと思い込んでいたけれど、楽天やアマゾンでもいくらでも買えるということをつい最近知った（笑）
でも、始終id缶を食べている訳ではないので一気に大量購入してもなかなか食べきれそうにない。
だからこれまで通りお腹の具合が悪い時だけ、近くの獣医さんに買いに行こうと思っている。
この缶詰を食べるとウチの犬の不調はあっという間に改善される。本当に素晴らしい。
生後２か月足らずでお迎えしたが、ペットショップのオーナーさんから
「ロイヤルカナン」を食べさせていたから当面はそれにしてあげてくださいね♪
と言われてその後何年間もフードは「ロイヤルカナン」一択だった。
初めて犬を飼うのでフードのことも何の知識もなかった。
２００６年当時、インターネットはあったけれどスマホなんてまだまだない頃。
イマドキのようになんだってすいすい調べて情報を得られるような時代ではなかった。
だから、ペットショップで言われたとおりずうっと「ロイヤルカナン」にしていた。
やがて、それが犬にとってそこそこ高品質のプレミアム感のあるフードだと知り、他にも選択肢はいくらでもあると私が気づくのは、うんと後になってからの事だ。（笑）
色々と知らないにもほどがある・・・
その後、６～７歳ごろからは、口元にちょっと赤味があるから低アレルゲンのタイプの「ニュートロ」に代えた。
他にももう少しお値打ちなものとか色々試して、今は年齢を考慮して「エイジングサポート」の表記があるものにしている。１３歳以上！ね。
因みに１７歳以上というフードは何処にもないようです。（笑）
さて、ウチの犬が９歳頃だったか私はとても良い本に出合った。
ムツゴロウさん（畑正憲さん）のお弟子さんがお書きになった犬の飼い方の本で、図書館で借りて読んだので本のタイトルもすっかり忘れたけれど、内容は今もしっかりと記憶に残っている。
本当に共感できる素晴らしいことが書かれていたから。
犬の寿命はおおよそ１０年ちょっと。１２～３年も生きればもう十分と言える。
だから、１０歳を過ぎた犬のことはムツゴロウ王国では一まとめに「赤飯年齢」と呼んでいる。
１０歳を過ぎればこれ以降は、本来もうあってもなくてもどちらでもいい「おまけ」のような寿命。
これまで元気に生きて１０歳を迎えられた、それで十分めでたいこと。
だからこれからは、あれはダメ、これもダメ、というのではなく欲しがるもの、犬が食べたいと言うものをどんどん与えてたくさん喜ばせてあげればよい。
それが犬にとっても主にとっても幸せな生き方だ。
原文とは全然違うけれど、そういった内容の事が書かれていて、私はそれに凄く共感した。
犬の気持ちとしては「おかあさんといっしょ」「みんなといっしょ」のものを食べたいと思う事は自然な感情だろうと思う。
家族が目の前で食べている同じものが欲しい。「いーな、それほしい」って。
「おかあさんといっしょにたべる」ということが嬉しいはずで、犬の健康を気遣うあまり、専用のものばかりでは、犬にとっての食べる喜びは半減してしまうと思う。
元々、フード以外にもこちらが食べているものを少しずつ与えてはいたがその本を読んでからは、犬に分け与えることへのためらいがなくなった。
やっぱり、これでいいんだよね！と思えた。
勿論、犬に絶対に与えてはいけないとされている、ネギ類、お刺身などの生もの、チョコレートなどは食べさせないけれど。
犬が喜んで食べる姿はやっぱり嬉しい。
ウチの犬は味の濃いもの、酒のつまみになりそうなものが好き。
ベーコンやシャウエッセン、唐揚げ、焼き鳥、手羽先など肉類は特に好き。
鰤の照り焼きとか魚も喜んで食べるしパンやお菓子もとても喜ぶ。
フルーツや野菜は若い頃からあまり好きではない。仕方なく食べる。残すこともある（笑）ヘルシー志向ではなく、女子力は決して高くないようです(^^;
身体が小さいので量はもちろん加減するけれど、絶対NG食品以外は結構何でもあげてきた。
だから何か食べようとすると、必ず自分にも貰えると信じて待っている。
その姿もまた可愛い。
塩分、油脂分多すぎん？と思ったこともある。
でもウチの犬は大丈夫だった。だってもう１７歳もとうに過ぎたご長寿犬。
美味しいものも食べられず長生きしたってつまらない、ウチの犬と私はそう思っている（笑）
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