「らんまん」第21週感想~田邊教授との別れと寿恵子の仲居デビュー

テレビドラマ感想文

田邊教授が突然亡くなった。
遊泳中に溺死、との記事が新聞に出て、想像を超える死因に度肝を抜かれた。
子供たちの希望を叶えてあげようと聡子の頼みで海に行くことにしたのに。
東京大学を追放され、「私の植物学は終わった」と失意の底にあった田邊教授

藤丸の心配するように「これ本当に事故?」と思ってしまう。
田邊教授の死には何の救いも見い出すことができず、ひたすら不幸に思え悲しかった。

やがて聡子が長屋を訪ねて来て、田邊教授の遺言となった言葉を万太郎に伝えた。「蔵書は全て牧野に譲る」と。
「旦那様はお顔の広い方でしたが、心に残っているのは牧野様なのだと思います」と。

田邊教授は植物学の道を諦めた時、万太郎のこの学問に対する確かなものを漠然と感じていたのだろう。
聡子のお腹には新しい命が宿っており、「これから私と子供たちと思う存分生きようとされていた」という聡子の言葉が心に響く。きっとそうだったんだろうと思えることが救いとなってホッとした。

それにしても田邊教授が亡くなって、お腹に赤ちゃんのいる聡子はこれからどうなってしまうのだろう・・・
ぜひ、また元気に登場してほしい!

さて、大切な「八犬伝」までも質屋にいれるほど生活に困っている寿恵子は、ついにみえ叔母さんのところにお金の相談に出向いた。
みえ叔母さんの容赦ない言葉には笑ってしまったけれど、私・・・全く同感だわ・・・(笑)

「私の架けてやった金ぴかの橋を無下にして、玉の輿どころか泥船に乗り込んで!」
「高頭様を捨ててもダメ男を選ぶ覚悟があっただろう?」
散々な言われようだったが、寿恵子はあくまでも万太郎を「あんな人はたった一人」と認め譲らなかった。

揺るがないその気持ちがなければ、子供を抱えて極貧の生活には耐えられないからね。

結局寿恵子はみえ叔母さんの料亭で仲居として働くことになった。
私もそれに賛成(^^)/
「愛嬌、度胸、気働きでありったけやってみなさいよ」
というみえ叔母さんの言葉は姪の寿恵子への理解と愛に溢れていた!

寿恵子は菊比べが行われた御座敷では要人を前に堂々とノジギクについて語り、実業家の富豪「岩崎」の心を掴んだ。

借金500円のうち、みえ叔母さんから100円+岩崎から300円入って
借金残高は100円、ってことで良いのかな。
一歩踏み出すことは大切だなぁ。
マッチの内職だけでは永遠に借金は返せそうになかったからね、あれは観てるだけでいつも気が遠くなるわ。

万太郎が東京大学、植物学教室に助手として迎えられることとなったところで、今週はお終い。あぁ、ここにきてようやく希望の光がちょっと見えた・・・

来週もすえちゃんがお座敷で頑張って、稼いでくれそうな予告だった。
美人で可愛いすえちゃんがいつも貧乏長屋にいるんじゃ可哀想。不憫でならない。
温かい人たちに囲まれて幸せな日常には思えるけれど、すえちゃんにはキラキラした場所が似合うと思う。家事と子育てと万太郎の手伝いの他にもできることはたくさんあると思える。
万太郎はすえちゃんの周りの権力者たちに嫉妬でもしていればいいのさ(笑)

え?万太郎は台湾に行って発熱?・・・一歩進んで二歩下がる?(^^;

そろそろファイナルの足音が聞こえてくる頃。
万太郎がすえちゃんと子供たちを幸せにできますように。
植物学の道でどれだけ大成しても、家族が我慢のし通しじゃダメ、絶対。
朝ドラファンのおばさんは結構厳しいのよ(笑)

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