頭の片隅にいつも空き家となった親の家のことがあるから、何かにつけては気になって様子を見に行き、少しずつ片づけをする。
ちょくちょく来るのに汚いのはイヤだから、クイックルワイパーで拭き掃除もする。
姑が一人で住んでいた頃よりキレイかも(笑)
かつて舅、姑が健在だった頃、この家を訪れる時はいつも玄関の前で大きく深呼吸をするのが私の習慣だった。
緊張を和らげるために、リラックスするために自然とそうしていたんだと思う。
叱られたり、嫌味を言われるようなことは何もなかったのだけれど、舅は嵩高いタイプの人でいつも何となーく怖かった(^^;
そもそも夫の親の家に行くのに心が弾む嫁ってそういないしね(笑)
でも、不思議なもので今ではここに来るとどこか落ち着く感さえある。
私が訪ねると姑はいつも喜んでくれた。
そして、この家に上がると嫁として守られているような気がしたっけ。
などと昔のことを思い出して、今にも姑の声が聞こえてきそう。
夫や夫の弟の古いアルバムや、子供の頃の通知表や作文など、ありとあらゆるものが大切にとってあるので、つい見入ってしまう(笑)
ウチの息子のアルバムもたっぷりとある。
ウチにあるより多いくらい(笑)
そして、思い出の詰まったあれこれにふれる度、この家を壊す時の寂しさと罪悪感を想像したりして。
「夫か、せめて夫の弟、どちらかが生きていてくれたら・・・」
親の家をどうするかを義妹(夫の弟のお嫁さん)と話す時
どうしてもこの本音が、つい、口をついて出てしまう。
言っても仕方がないことだけれど
後に残された私たち嫁二人にとっては、この家の後始末はどうにも荷が重い・・・(^^;
はぁ。ずっしり・・・
でもまぁ、そうばかりも言っていられないので、現在、情報取集中。
結局、人気エリアの好立地なら、古い家を解体して更地にすれば売却できる。
解体費用や仲介手数料の諸々の経費を差し引いても手元に残るハズ。
でも・・・(^^;
ここは最寄りの駅まで出るのに車が必須、さらに、ほぼ高齢者世帯が住まう団地であることなどがネックとなり、若い層には人気がなく、売れにくいエリアです!との有難くないお墨付きをもらった。
だから、
ここ売れる?
買いたい人見つかる?
というギモンと不安が湧く。
もしかしたら、家付きの方が売れやすいかも・・・などなかなか方向性は定まらない。
いずれにしても、更地にすると税金が高くなるので買い手が見つかるまでは家はそのままにしておいた方が良さそうで。
えっと、ってことは、要するに、それは結局今と同じ状況ってコトよね(笑)
固定資産税は払い続けなければならないし、時々様子を見に行って庭の草木の手入れも必要になるし、台風が近づけば物置が飛んだりしないかびくびくする・・・と(^^;
今と同じ状況がずっと続く・・・(笑)←いえ、もう笑えません・・・ホントに。
日本の空き家は増え続けて全国で現在900万戸、全住宅の13.8%
と先月だったか新聞に載っていた。
1割以上が空き家なんだなぁ。
皆、私と同じ様に困っているのかしらん。
家の行く末は姑にとっては一大事のハズなのに、
今はもう、空の上でのんびりと構えているような気がする。
「後のことは、もう、あなたに任せたからね」
と言っていると思う(笑)つまりは成仏したってコトよね。
よし!良いご縁が繋がりますように。毎朝仏壇に手を合わせて頼んでおこうっと(笑)
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