老後のお金~遺族年金か再婚かは究極の選択

老後のお金

さて、今日も大切な年金のお話です。
シングルマザーが再婚する事になったら、その場合は当然、遺族年金を受給する権利を失う。

遺族年金はシングルマザーにとって本当に有難い。生命線ともいえる。
特に子ども(年金上の子どもは18歳以下の子どもを指す)がいて亡くなった夫が会社員だった場合であれば、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受給でき、ある程度生活の下支えとなる。

毎月の生活費の不足分は自分で頑張って働いて補うとして、住宅が購入済みのケースで住宅ローンを利用していれば、団体保険によりローンの残債の支払い義務もなくなる。
これは大きい。
家賃不要でローンもなくなれば住宅費はかなり楽だと思う。先々のリフォームと固定資産税だけ予定しておけばよいことになる。

そうして毎月の生活費がやりくりできれば、夫の生命保険分は子供の教育費と自分の老後の備えにしておけるケースも多いと思う。

事情は様々なので一概には言えない。でも、いずれにしてもシングルマザーにとって遺族年金は大切な命綱であることには変わりはない。

しかし、ひとたび再婚すれば命綱である遺族年金は以上、ハイ、そこまでとなる。
だから、シングルマザーにとって、再婚のハードルは初めての結婚の時よりうんと高くなる。

相手を好きという気持ちだけでは簡単に超えられない不安がある。
だから誰だって真剣に悩んでよく考えるはず。子供と自分の幸せのために

本当に再婚して上手くやっていけそうか、大丈夫かな、って。

まず経済力大事、そして子供の気持ち、この再婚が子供にとってもプラスに働くか、そしてお互いを尊重できる事、優しくて一緒にいて楽で、食べ物の好みもあって、ルックスもそれなりに・・・・
って、そんな人、現実的にいる?(笑)

仮にいたとしたら、子連れ再婚の自分ではふさわしくないのでは?と悩んだりするかもしれない。

二人の気持ちが本物で再婚してハッピーエンドならそれは本当に良かった。幸せになってね!子供の育ちにも父親はいた方がいいに決まっている。

でも・・・もし、ハッピーエンドで終わらずに、万が一にも離婚となった場合にはWの悲劇が起こる。
離婚したからと言って最初の夫の遺族年金はもう二度と戻ってはこないから。

これが一番の恐怖。悔やんでもどうしようもない。

*子どもも遺族基礎年金は「生計を同じくする父または母」がいるので支給停止のまま。
ただし遺族厚生年金は減額されるが受給できるというルールがある。

自分一人なら冒険もできる。好きという情熱で突っ走ってもいいと思う。
でも子供のことを考えるとどうしても慎重に慎重になる、ね。

あら、素敵ね。羨ましい気持ちもやっぱりあるよね(笑)

因みに私は34歳でシングルマザーになったけれど、この21年間これ迄一度も再婚を考えたことがない。だから悩まなくて済んだ(笑)
再婚したいと思う人は現れなかった。
結構寂しい人生ね・・・(笑)
キムタクみたいな人と出合えたら考えたけど(笑)

でも、誰にも何の気兼ねもなく自分の思うように生きてこられた。
「決めるのはいつも自分」
何だって一人で覚悟して決断して乗り越えてきた。

そして、すっかり強く逞しくなってしまって、何かにつけて夫にお伺いをたてたり、気遣いをしたりなんてことがいつの間にかムリになっていったと思う。
急にそちらにシフトできない。

長年連れ添ってこその夫婦の機微なんて、もうさっぱり分かりません。

私は最後まで遺族年金のお世話になろうと思っている。断然それでいいと思っている。
この決断に間違いなんてなかったのさ。ふふふー(^^)/

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