老後のお金~年金は何歳から貰うのがお得?

老後のお金

今年還暦を迎える身内、友人、知人が案外多いので驚いた。
年男、年女って言っても、36歳とか、48歳ではない。
還暦です!60歳。
皆本当に若々しいけれど、節目感はたっぷり。今年はお祝いさせてよね~♪
そんなふうに言った兎年の始めだった。

さて、60歳になれば、ついに年金の受給を開始することだってできる。
原則65歳から受け取るところを繰上げ受給制度を利用すれば、60歳からならokというアレです。

でも、この制度が却って深い迷いと悩みを生み出すこともあるようで(笑)
いえ・・・笑い事ではありません・・・

60歳で年金?まだまだ現役でばりばり働いて稼げるよ、って余裕のある人は別。

年金を貰って、早く少しでも楽になりたい様な、でも、もう一息頑張って我慢しておいた方がやっぱりお得な気もして。

仕事、収入、健康、資産、家族、取り巻く状況・事情は人それぞれだから。
悩み、迷いは尽きません。決めかねるのも当然。

でも現実は甘くなくて、60歳から年金を受給すれば本来の65歳からより30%減となりその30%減は一生続く。

毎月の金額が減額されるから、長生きすればするほど受給金額の総額としては損をする。

要するに損得は自分の寿命次第。←ここ大事、テストに出ます!

てことは、いくら悩んで考えても正解は予測不能ってこと。

昨年2022年の4月にまた法律が改訂されて、ついに、年金の受給は75歳迄繰下げできることになったらしい(笑)
これは笑っていいと思う。そんなに待てる人は、そもそも年金なんて必要ないのだ。
遺す必要すらないのだろうと思う。

それにしても60歳から75歳までと一層幅広い期間の中から選択ができ、自分の意志で選ぶことができるようになった。

繰下げ受給のお得感は半端ないと思う。

65歳を基準として、70歳からの繰下げ受給なら約40%増
つまり年金月額が20万円の人なら28万円になる。その28万円は一生だ。凄い!

75歳からの繰下げ受給なら増額はなんと約80%を超える、ほぼ倍にせまる勢いだ。
めちゃくちゃ凄い!月額はついに36万円超!  *ざっくり計算です

でも75歳から年金貰って生活は100%年金で賄えるから安心安心って、それから一体何年生きられるの?
って考えるのが普通じゃないかと思う。

60歳から受給するか65歳からにするかの損得の分岐点は75歳辺りらしいが、平均年齢を考えると男女とも75歳以上生きる人が多い。
だから65歳、なんなら68歳からがお得感ベストというデータはあるらしい。

年金といっても保険の制度だから、皆等しく掛け金に対して圧勝できるわけではない。
あくまで長生きした場合の備えの保険、ということを頭の片隅において、欲張り過ぎず、自分の老後がその人にとって心地よく穏やかに過ごせるようになれば良いと思う。

働き続けるも良し、趣味に生きるも良し。結局決めるのは自分。

で、私はどうするかというと
実は選択権がない!の。夫が亡くなって遺族年金を受給しているから。

65歳以前に遺族厚生年金の受給権がある場合は、老齢基礎年金の繰り下げもできない。
遺族厚生年金は既に受給しているため繰下げできないのは当然としても
自分で払ってきた国民年金をいつから受給するかの自由もないって・・・どうよ?・・・
中高齢寡婦加算という制度がある為、繰上げ受給をする意味は元々ないのだけれど。

いずれにしてもちょっと特殊、だけど早くから年金を受給している私の感覚からすると
毎月の年金受給額は凄く重要。ずうっとずうっとその金額だから。
イメージするのと、実際受け取り始めて実感を伴うのとはまた少し違うと思う。

だから、しっかりと決められないうちは待てばいいと私は思う。
一回貰ったらもう戻れないから。
そして、60歳の次は65歳じゃない。
繰上げ・繰下げの単位は1か月毎。
心がしっかり決まる時まで待てばいい。

ほら、自分で判断して決められるって、自由があるって素敵な事!って思えてきたでしょう。

ふふふ。

老後をどんなふうに生きるのか決められるのは自分自身。

私ちょっと羨ましいです~

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