1年間の休業期間を経て
近所のスーパーがリニューアルオープンしたので早速行ってみる。
建物が老朽化したため壊して建て替えるということで、
ちょうど1年くらい前に一旦閉店して工事が続いていた。
主婦にとって通い慣れたスーパーは安心できる場所。
いつものBGMにホッと気持ちが和んだりする。
スーパーの買い物で気持ちを整えてリセットしたり、
オンとオフの切り替えをすることだってあると思う。
さて、1年ぶりの馴染みの場所には新しい建物が建ち、
駐車場も広々と造りかえられて
付近の景色までが違ってみえる。
以前のスーパーの面影はどこにもない。
まるで知らない町の初めてのスーパーに来たみたい。
そう思うのは、きっとここにたくさんの思い出があったから。
結婚して初めて夫と買い物に来たのもこのスーパーだった。
新婚旅行から帰った翌日のことで、まだ暑い9月の天気の良い日。
その日のメニューは海老フライと炊き込みご飯だったと思う。
何せ初めて作る料理で張り切っていた(笑)
買い物も初めてなので調味料などを買い揃えると
たくさん買って大荷物になった。
「お昼はカンタンにすませよう」と夫が言って
スーパーの向かいにある店のお好み焼きをテイクアウトしたっけ。
それから何年か経って
夫のシゴトが東京と名古屋の兼任になった時、
東京での単身生活の日用品を買いに来たのもこのスーパーだった。
「これは生活費の中から出さなくていいよ、自分で買うから」
と夫が言ったので
ついでにあれもこれもとカゴに入れた私。ふふふふふ(笑)
昔のことっていくらでも思い出せるなぁ(笑)
2年前の年末は姑とふたりでこのスーパーに来た。
「あなたとこんなふうに買い物に来るのは、もうこれが最後かもしれないから、
何でも好きなものを買いなさいよ」
と姑は何度も私にそう言った。
冗談にしようにも
カートに寄りかかるように歩く当時90歳の姑の足取りは頼りなく、
これから先のことを心配せずにはいられなかった。
姑はそんな私の気持ちを察してか
「ウチでトン、コロリといきたいんだから、絶対に病院とかどこかの施設に入れようとしないでね。私はウチにおりたい」
と繰り返し言った。
結局、
私にとってはそれが姑と過ごした最後の日になった。
これから先もずっと忘れたくない思い出が
たくさん詰まったスーパーはすっかり取り壊されて、新しくなっていた。
品揃えは変わっていないし、オリジナルブランドの商品もそのままあるのに
とても広い店内の初めてのレイアウトにおろおろしてしまう(笑)
混雑するのは苦手だからオープニングセールには行かなかったけれど
おトクなものが買えました!
美味しそうな飛騨牛♪30%オフ!
しゃぶしゃぶ用だったけれど、すき焼きにしようっと。
ぐつぐつと煮ている様子を撮って、リニューアルオープンしたから行ってきたよ。
と息子にLINEで報告。
久しぶりの飛騨牛はひとりで食べてもやっぱり美味しい。
新しいスーパーの初手はまずまずでした(笑)
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