さて、前回、こと孫に関して異常に心配する姑には、面倒を避けるため内緒にしておくことが多かった、という記事を書いたが、姑に「言わないでおこう!」と思うことは本当にたくさんあった(笑)
息子の視力は小学3年生の時に突然悪くなり、左だけ0.6になったのだが、ずっと姑には隠し続けた。
中学校を卒業する頃までは眼鏡なしでも大丈夫だったし、高校生になってから眼鏡をつくったけれど、授業中だけ使う程度だったので、何とか隠し続けることが出来た(笑)
姑は息子の視力が悪くなることを、いつもとても心配していたから。
私の夫は中学生になる頃に視力が悪くなり、眼鏡が必要になった。成人してからはコンタクトレンズを使っていた。コンタクトレンズはお手入れなど煩わしいことも多い。
姑は同じ苦労を孫にはさせたくないと、視力が悪くなっていないかよ~く聞かれた。
息子がテレビを観ていると必ず「目が悪くなるからもっと下がって!」と声がかかった。
「目が悪くなったら、本当に大変なんだから、気を付けて」と。
そして姑は何より「ゲーム」を毛嫌いしていた(笑)
視力にも、子供の成長にも、「ゲーム」は極悪、諸悪の根源という説を姑は唱えていた(笑)
嫁の私がちょっと言ったくらいでは、その頑なな考え方は変わらない。
「ゲームは、絶対やったらいかん、やっとらへんでしょ?」
としょっちゅう厳しいチェックが入る。
姑は小学校の先生だったから、教育に関して強い信念がある人だった。
「ゲームで遊ぶと、心が育たない」的なことをよく言われたっけ。
それは、いつも長い長い話になったけれど、ひたすら頷いて
「ハイ・・・そうですね」と適当に言っておけば間違いない (^^;(笑)
反論したら嫁の負けになる。姑はもっとヒートアップするだけだから(笑)
戦いを回避するのが、一番賢明なやり方だった。
子育てにおいて、夫の両親と価値観や考え方が違うと苦労することは多い。相手の考えを認めるといっても譲れないこともたくさんあると思う。
上手く距離をおける場合は良いとして、同居だったら本当に辛いだろうと思う。
息子が小学3年生か4年生頃に、任天堂のDSが大ヒットして子供たちは皆夢中になった。
友達が皆持っているのに、自分だけ我慢、なんてムリ。子供なんだから当たり前。
最初は売り切れ続出で、手に入れるのに本当に苦労した。
どこに行っても、あっという間に売り切れで、朝から並んで抽選で当たって、ようやく買えた記憶がある。
でも、もちろん息子がDSで遊んでいることは姑にはヒミツ(笑)
結局ゲームのことはずーっと姑が亡くなるまで隠し通した!
だから、子供の頃、息子は舅の家に行くと、たとえどれだけ暇でも絶対にゲームをしないことを貫いた(笑)
今思うと、勉強をしっかりして視力が悪くなるのはやむを得ないけれど、
ゲームやテレビで視力が悪くなるなんて絶対ダメ!という感じだった。
だから、小学生のうちから眼鏡必須なんてことになったら、それは全て嫁の責任となってしまう~。
なんとかセーフだったけれど
ウチの息子が小学3年生で視力が下がったのは、勉強でもゲームでもなく
遺伝だったんじゃないのぉ?と思っている・・・(-_-;)
舅、姑、夫、みんな揃って眼鏡なんだから。今となっては、なんだか、ばかばかしいと思えてくる。
けれどあの頃は、バレないようにいろいろ頑張ってたなぁ(笑)
お疲れ様、あの頃の私。
お疲れ様、あの頃の息子。
おじいちゃん、おばあちゃんの愛は地球より重たかったねぇ。ふふふ。今だから笑えるだけよ。
でも、私には通るしかなかった道なんだと思う。
そして、誰にでも避けて通れない道はあるんだろうなぁ、と思う。
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