明治36年、竹雄と綾が屋台を始めて5年が経ったあたりで、皆、今週からちょっと「老け役」になっていた・・・(^^;
万太郎も、寿恵子も白髪が目立つようになっていて、今何歳くらいなんだろう?
40代の後半くらいになったころかしらん。
明治時代、ヘアカラーなんてあるわけもない(笑)
当時は気になっても白髪を隠すこともできなかったのね。そんな発想もないか・・・
白髪ってやっぱり、ちゃんと老けて見えるわ・・・(^^;
子供たちも、随分大きくなっていた。
すえちゃんが、次々妊娠するから一体何人子供が生まれるんだろうとハラハラしていた。
料亭女将のすえちゃんは周りの人たちに支えられながらも、毎日とても忙しそうだから。
日露戦争に勝利して以降、すえちゃんの店のある渋谷は交通の要所となり、店はますます繁盛している様子だった。
一方で、図鑑の刊行の準備を進めつつも、万太郎は葛藤しているようだった。
完成するだけでは自己満足で終わってしまう、たくさんの人に届いて愛されるだろうかと。
軍国主義の世の中では、人々の気持ちが穏やかに草花を愛でるという方向には向いていないのだろう。
そんな中で、万太郎は早川と再会を果たす。その縁は資産家の永守家に繋がり、当主の永守は万太郎を支援したいと申し出た。
図鑑の刊行ばかりか、標本のために博物館を造りましょう、とスケールがとてつもなく大きい(^^;
ただ、永守は兵隊に行くため、万太郎への支援を生きた証としたいと言うのだった。
万太郎は、「兵隊に行くなら、お帰りになるのを私は待ちます」と答えた。
「先を照らす約束があるのはええのう!」という早川の言葉は胸に刺さる。
本当にどうしたって、この時代戦争の世の中。
早川の夢見た「誰もが己のまま自由に生きていく世の中」には程遠い、戦いの世の中。
国の政策「神社合祀令」のもと、神社は統合されつつあった。
廃止される神社の森は伐採されてしまう。それに異議を唱える熊野の南方という人物は野宮や東京帝国大学に熱心に手紙を送っていた。
万太郎のところにも手紙は届いて「植物に熱がある人が現れた、闇夜に光る恒星のようなお人」と思っていたが、徳永教授からは「深入りするんじゃないぞ!」と釘をさされてしまった。
竹雄と綾は酒蔵を買い取り、藤丸とともに沼津に移り住むことになった。
身体に気を付けて頑張ろうと約束を交わしたのは、万太郎が植物学、綾が酒造りの道を歩んでいくと誓った若かった頃のあの日と重なる。
これからも、夢にむかって歩み続ける万太郎、寿恵子、竹雄と綾の別れだった。
東京帝国大学助手の身分に守られ、信用される自分自身に心が騒ぐ万太郎。
熊野へ採集旅行に出かけ、神社の森が伐採されることで消えていく植物を全て書き留め、大学を辞する覚悟でそれを提出すると竹雄に打ち明けた。
「いくつになっても子供っぽうて、そんでも金色の道を貫くためじゃがろう。峰屋の若はダメ若じゃったが、強さと優しさが本気じゃった」
竹雄はいつまでも、万太郎のよき理解者だ。
万太郎の植物への愛には、常識も義理立ても何も通用しない・・・(^^;
予告では、とうとう関東大震災が起こるようで。てことは、もう大正・・・12年!
長屋は壊れてしまうの?標本が焼けてしまう!図鑑はどうなった?
最後までハラハラし通しの「らんまん」
ラスト2週。皆の夢が叶いますように(^^)/
にほんブログ村
応援クリック、励みになります。どうぞ宜しくお願い致します。