お墓参り、サボるとこうなります⁉

嫁の気持ち、姑の気持ち

コロナに感染して暫く自宅療養が続いていた。
1週間が過ぎた頃にほとんどの症状は良くなったけれど、匂いの感覚はまだ戻ってこない。
それでも昨日料理をしていたら、ほんの少し匂いを感じた!
オリーブオイルでパスタの具材を炒める。
オイルサーディン、ベーコン、玉ねぎ、茄子、ニンニク、鷹の爪、山盛のバジル。
ジュワジュワ~っとしていたら、鼻のあたりがかすかに「もわわん」として感動した。
「あー、コレコレ!この感じ!」くんくんくん。
でも戻り率、まだ1%ってとこかな(笑)
現状まだまだだけれど、これまで全く匂いが分からなかったことを思えば一歩前進。
ずーっと遠くの先の彼方に希望の光が見えました。キラリ☆

さて、コロナに感染してしまって、気にはなっていたもののお墓参りに暫く行けていなかった。
私は姑から晩年に「お墓のことは頼みますね」と言われていたのに。
世間じゃお盆だって言ってるのにねぇ・・・と情けなく思っていたけれど、療養期間が明けても暑い中出ていく元気は戻らなかった(^^; 嫁、弱い

でも、7月に行った時に菊の花をお供えしたので、この暑い盛りに一体どうなっていることやらと気になって行ってみると、花は無残に枯れ果てた姿で茶色一色になっていた・・・

ウチのお墓で枯れ果てた花を見たのは本当に初めてで、そのことが妙にショックだった。

生前舅と姑は二人で毎週欠かさずお墓参りをすることが習慣だった。
自分たちより先に亡くなった二人の息子のために。

だから、ウチのお墓はいつ私が行ってもピカピカだった。
草一本生えておらず、拝み石はいつも綺麗に拭き清められていて、青々としたシキミがお供えしてあった。
舅が亡くなってからも、姑は頻繁にお墓参りに行って桜の季節になると
「桜が散ると花びらが墓石にくっついて取れないからイヤよ、困るわ」
と毎年同じことを言うほどだった。
「桜のはなびら?風情があっていいやないの」
と言いたいところだったけれど
一応合わせて「うんうん、分かる~」と口先だけで言うのも毎年のお約束。
嫁、鬼(笑)
「雨や風で自然に取れるって」と内心では思っていても、姑はまるで息子二人がそこに住んでいるみたいにお墓を大事にしていたから、とてもそんなふうには言えなかった。

母の愛には、嫁は遠く及ばないのよ。

さて、そんな姑の気持ちをよくよく知っていた私は、枯れ果てた花や草が生えているウチのお墓を目の当たりにして大慌て。

雑草を抜いて、花器の水を綺麗にしてシキミをお供えする。古いお塔婆や五色旗はお寺に納めるように片付けた。
サッパリとしたところでお線香を上げて手を合わせる。

ようやく気が済んでホッとした。
サボってたからって誰かに怒られるわけじゃない。
夫も夫の弟も舅も姑も誰も怒ったりしない。
いつでも、よく来てくれた、ありがとうと言ってくれる人たちだから、ここに来て手を合わせると私の気持ちは安らぐんだ。

近所の花屋さんでお供えのシキミを買っていくけれど、8月から値上げになってた・・・(^^;
もー。もー。嫁、怒(オコ)。

今度はお彼岸にね。うふふー。

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