息子が一人暮らしを始める日、掃除と片づけを手伝いに行きました。
「来なくていーよ」と言われたら行かないつもりだったけれど
「助かります!よろしくお願いします」とウエルカムな感じだったので。
これからどんな所で暮らすのか分かれば、それだけで断然安心できるしね。
築浅で(確か築4年くらい)最寄り駅から徒歩7分という賃貸物件は
想像していたよりもずっと広くて綺麗。
洗面、浴室、トイレなどの水回りや、クローゼット収納は十分な広さで使い勝手も良さそう。
正直もっと狭くて窮屈な感じをイメージしていました・・・(^^;
とはいっても、キッチンは手狭で収納スペースが少ないのが難点。
これでは効率が悪いと思う。
手際よくやれそうにないから料理に時間がかかりそう・・・
というか、このキッチンで作れるものってナニ?
揚げ物は100%ムリでしょうって感じ(笑)
それにしても、インターホンや玄関のオートロックなど新しい設備もバッチリ。
ウチよりいいじゃん!こんな部屋なら私も住んでみたいなぁ
と思ってしまうくらい。
ただ、車の往来が激しい道路の側で騒音がネック。
ここは、シゴトが終わって夜眠りに帰ってくるだけの若者が住むのに相応しい部屋。
便利な都会の暮らしには憧れるけれど、私にはやっぱり静かな環境が必要ですわ。
予算、間取り、環境など妥協せず、何もかも希望にピッタリの部屋をさがすのは難しいんだろうなぁ。
さて、同時にスタートした私の一人暮らし。
最近は寂しさを感じることは減ってきて、どうやら慣れてきたってことかしらん。
自分のことを仔犬と引き離された母犬のように思えてなんだか可笑しい。
母犬は、突然いなくなった仔犬を始めは探すけれど、いつの間にか忘れてケロッとしているものらしいから(笑)
あー、ラクだわー
と思うことも正直多い(笑)
なんといっても、毎日の料理からの解放!
メニューに悩むことがない(笑)
シゴトで疲れて帰ってくる息子にテキトーなものを食べさせるわけにはいかないと思わなくて済む(笑)
今夜は地味メシだね・・・と言われなくて済む。
自分の食べたいものを食べたい時に食べられることは案外幸せなことです。
うふふふふ
帰ってくるのを夜遅くまで待つこともない。
車のフロントガラスが凍りつくような寒い冬の夜に駅まで迎えに行く必要もない。
息子が社会人になってからも、学校に送り出していた頃と同じように
遅れない様に支度しなさいよ、と時計ばかり気になるのは長い間沁みついた私の朝の習慣だった(笑)
それもなくなって、全てが自分だけのペース。
夕食の後は、テレビや動画をみたり、本を読んだりと寛ぎの時間を満喫してから眠りにつく。
え?羨ましい?
でも、いいコトばかりじゃないのさ(^^;
例えば何かあって気分が沈んでいるような時
一人では重たい気持ちを変えることが難しい日は、一緒に夕食を食べながらどうでもいい話をしたいなと思う。スーパーでみかけるご夫婦や家族連れの買い物の様子は今の私にはちょっと眩しい。
この生活がこれからずうーっと続くと思うと漠然と不安が湧く日だってある。
やっぱり、母犬にはなりきれていないか・・・(笑)
今日は姑が亡くなり空き家になっている夫の実家に行って
ずっしりと重たい分厚いアルバムを4冊持ち帰ってきた。
孫を溺愛していた舅が撮ったウチの息子の写真で一杯のアルバム。
あぁ、こんな可愛い頃もあったなぁ・・・
また寂しい気持ちにおそわれたら、その時にゆっくり見ようと思ってウチに持ち帰ってきましたの(笑)
自分の機嫌は自分でとるのがお一人様の鉄則ですから(^^; ええ、そうですとも。
舅が亡くなってから、姑は晩年10年間一人暮らしだった。
二人の息子に先立たれた姑の一人暮らしの寂しさ、心細さは、きっと私の比ではない。姑は寂しさをどんなふうに紛らわせていたのだろう・・・
お盆(7月盆)が近いのでお墓参りにも行って、暑い中、墓誌をキレイに磨きました。もっと会いに行けばよかったなぁと思いながら頑張った嫁です。
にほんブログ村
読んでくださりありがとうございます^_^