姑が晩年に書いていた日記、5年分くらいが私の手元にのこっている。
はしり書きのような文字で綴られているこのノートを
この先も処分する気にはならないと思う。
舅が亡くなった後、姑はひとり暮らしになり、日記にはその日々が綴られているので
読む度何ともせつなくなる。
今、私自身も息子が自立したことでおひとりさまの暮らしとなり、
姑の気持ちが手に取るように分かるから。
時折ふとおそわれる寂しさや虚しさ、心細さ、
そして誰にも迷惑をかけたくないという気持ちも同じ。
1月8日 我誕生日84歳。一人では致し方なし。
本当にひとりになるなんて思っていなかった!むなしい。
と書かれている。
姑にはいずれは同居したいという気持ちがずうっと変わることなくあったからだと思う。
姑の同居願望は私が夫と結婚した当初からとても強かった。
二世帯住宅で長男夫婦と同居!
が舅と姑の希望で、夫もそのことは暗黙の了解という感じだった。
希望というより、長男夫婦と同居することは当たり前という考えだったと思う。
そして嫁の私は仕方ないと諦めていた(笑)
私たちが結婚したのは1997年で、当時同居は減ってきたとはいえ長男が跡取りとの考え方は根強くて、いずれ二世帯住宅に建て替えると張り切る親に逆らうことはできなかった。
程なく夫が亡くなったため、同居の矛先は夫の弟夫婦に向かったのは自然な流れだったと思う。
でも、弟夫婦ともすぐに同居はせず、「そのうちに」という感じで市内で別に暮らしていた。
「お義姉さん、これから兄貴のかわりに俺が全部やるから、何でも頼りにしてよ」
そう言ってくれていた義弟もわずか4年後に急逝し
結局、舅と姑の同居の願いが叶うことはなく、
義妹も私も市内のほど近いところでの暮らしを続けてきた。
日記を読むと、姑に可哀想なことをした、という気持ちも湧くけれど
同居すれば全てが上手くいってハッピーエンド
というわけにもいかなかったと思う。
近くに住んで最後まで関係は良好だったし、むしろこれで良かったと思う気持ちの方が強い。
もしも私が84歳の誕生日を迎える日が来るのなら
ひとりになるなんて思っていなかった!むなしい。
とブログに投稿しないで済むように(笑)おひとりさまの自由な暮らしを充実させていこう。
いつも自分の選ぶ道は最善に繋がっていると信じようと思う。
ということで、何はさておき今夜の夕食。無性に「オニポテ」が食べたい。唐揚げ粉でカラッと揚げた玉ねぎが大好き。買い物に行ってちゃんと作るかモスで買うかを悩み中(笑)自由な暮らしを充実させるにはまずは日々の食事からっしょ(笑)

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