老後のお金~遺族年金のこと

老後のお金

年金はその人がこれ迄生きてきた「人生の答え合わせ」だと私は思う。

年金保険制度はかなり複雑。巧みに設計されていて何から何までも、つまり、どう生きてきたかがちゃんと反映される仕組みになっているから。

だから納得するしかない。自分の人生に「YES」と言う。
そうだ!そうやって生きてきたわ!と言いたいじゃないの。

34歳でシングルマザーとなった私は遺族年金を受給している。
だから年金制度、特に遺族年金に関しては人よりちょっと詳しい。ベテランの域。

でも、初めはさっぱり分からないことだらけ。
分からないというよりは「知らない」、年金の知識なんて皆無だった。
34歳の私には年金なんてず~っと先の事で、何の関心もなかったのだから仕方がない。

そして今ならまだ良い、知らない事はネットでいくらでも検索できる。

夫が亡くなったのはもう21年も前。当時インターネットは普及していてウチにもパソコンはあった。でも、今の様に何でもすぐ検索して調べることができる状況ではなかった。

Wi-Fiなんてもちろんなくて、パソコンをインターネットに繋げたいときは電話の線を抜いてパソコンに接続する必要があった(笑)

今考えると信じられない。パソコン使用中はウチの電話は話し中となり繋がらなかった!やだ、おかしい・・・ぷぷぷ。

そして、通信速度は超超スローリー・・・
インターネットといってもメールの送受信くらいでしか使ってなかったかも。
懐かしいWindows MEの頃(2000年)

そんなわけで、「年金」の分からないコトは全て「年金事務所」に出向いて聞いた。

初めは福祉医療の手続きか何かで市役所に出向いた事がきっかけとなり、市役所の人から遺族年金のことを教えて頂いた。夫が亡くなって半年以上経っていたと思う。

本当に間抜けだった。年金は全て自らの「申請」が基本。今なら当然と思えるが、当時は精神的に余裕がなかったし、夫の会社での手続き諸々でやりきった感じがしていた。

申請に必要な書類のことや、申請にも期限はあって遡って請求できるリミットがあること等本当に初めて知ることばかりだった。

知らないって怖い、調べるって大事

さて、65歳からの年金のお話し。
現在は夫の遺族厚生年金と中高齢寡婦加算を受給している。これは65歳まで。

65歳からは老齢基礎年金(自分の国民年金)とこれ迄通り夫の遺族厚生年金を受給することになる。

私は結婚するまで会社員として働いて厚生年金を納めていた10年間がある。が、夫の遺族厚生年金の方が多いためそちらを選択することになる。

例えば自分の老齢厚生年金が「3」として夫の遺族厚生年金が「7」だとしたら
当然「7」の方を選択することになる。
じゃあ、自分が働いて納めた「3」は無駄になってしまうの?

と思うが、本当は無駄になってしまうのに、無駄にはしていませんよ、と無理やり納得させられる方法に改訂された。ここ何年か前に。

つまり、まず自分が納めた老齢厚生年金から「3」が出て夫の遺族厚生年金からは差額の「4」が出る。トータルは変わらず「7」を受給するという仕組み。
出所が変わるだけで金額は変わらない・・・・(^^;

もし私が会社員として働いていなかったとしても、夫の遺族厚生年金の「7」は出るので年金額は変わらないということ。

いやそれどころか、遺族年金は非課税だが、自分の老齢年金や老齢厚生年金は課税の対象となり税金がかかる。だからむしろ全部遺族厚生年金の方がお得なの。

・・・なんかちょっと微妙でしょ・・・(^^;

でも、この仕組みに文句を言ってもどうにもならない。

これからの私の老後も支えてくれる。それなりにね(笑)

結局老後のお金の不安には、ある程度資産があったとしても取り崩しで段々と減っていく尻すぼみ、先細りの怖さがある。

寿命が分かれば計算ができるので大丈夫だが、それは不可能。

だからなるべく年金の範囲内で生活しようと節約したり、不足分は働いて補おうと頑張ってしまって、その結果結局は子供に遺して逝くケースも多いと聞く。

おひとり様の老後、元気なうちは働くのが理想だと私は考えている。
だって生活のスリム化どころか、あれも我慢これも我慢で小さく小さく生活するのはつまらないから。
ちょっとした潤いは大事にしたい

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村

応援クリック、よろしくお願いします(^^)/

タイトルとURLをコピーしました